ダニエル・サンダースは、リヤドへと続く今大会初の本格的な砂丘ステージで圧巻のパフォーマンスを披露。スタート地点のハーイルでは3番手から発進し、イグナシオ・“ナチョ”・コルネホ、そしてチームメイトのルチアーノ・ベナビデスを次々に追い抜き、単独でスペシャルステージを走破。先頭ボーナス2分40秒を獲得し、総合順位でも差を広げる展開となった。
しかし、オーストラリア人ライダーは勢い余ってスピード制限を無視し、6分のタイムペナルティを科されるミス。これは、タイトル防衛に向けた計算に狂いをもたらす結果となった。
この隙を突いたのがリッキー・ブラベック。ヤンブでの開幕以来、安定した走りを維持してきたモンスターエナジー・ホンダHRCのアメリカ人ライダーは、ダカールで通算12勝目を記録。サンダースの最大のライバルとしての地位を改めて証明した。依然として総合首位のサンダースに45秒差で追走しており、ラリーGPクラスで唯一、これまでノーミスで戦っているライダーでもある。

前日にはトシャ・シャレイナがペナルティを受けたが、彼もまたその影響から完全には回復できず。5番手スタートという好条件を活かすことができなかった。一方でサンダースがスピード違反で時間を失ったことで、大きなダメージは避けられたものの、休息日を表彰台圏外の総合4位(首位から11分56秒遅れ)で迎えることとなった。3位のルチアーノ・ベナビデスとの差は1分未満で、後半戦での逆転も十分視野に入る。
ラリー2クラスでは、ステージ4でフロントホイールを破損しリタイアしていたマイク・ドハティが復帰。砂丘のスペシャリストである南アフリカ出身のエミラティ在住ライダーは、クラス全体を圧倒する走りを見せ、ステージ順位でも総合4位に食い込んだ。2日前に62時間30分という大きなペナルティを受けたため、総合優勝の望みは既に断たれているが、それでも彼は全力で見せ場を作り続けている。
ステージ6順位
ステージ6終了時点の総合結果
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。