ルチアーノ・ベナビデスは6番手スタートから勝負に出た。得意とする高速ステージを前に、明確な意図を持って挑んだスペシャル(459km)では、その読み通りの展開に。エドガー・カネトに4分47秒、アドリアン・ヴァン・ベヴェレンに4分57秒差をつけて圧勝、今大会初勝利、通算7度目のステージ勝利を挙げた。

これにより、レッドブルKTMファクトリーチームのベナビデスは総合3位をキープしつつ、2位のリッキー・ブラベックとの差をわずか15秒に縮めた。総合首位のダニエル・サンダースにとっては、3位で終えたこの日の結果が翌日の展開に影響を与える。ブラベックは10番手スタートで、サンダースより21分遅れて発進することになり、戦略的に優位な状況となる。モンスターエナジー・ホンダHRCのアメリカ人は巧みなレース運びで知られ、この状況を最大限に活かす可能性が高い。
サンダース率いるレッドブルKTMは依然としてチームとしての首位を保っているが、戦局は依然として混沌としている。トシャ・シャレイナは2番手スタートで先行者ボーナスを得たが、実タイムでは首位との差を詰められず、現在は15分以上遅れの位置に後退している。
ラリー2クラスでは、マイケル・ドハティがまたも存在感を示した。ステージ全体で5位という総合結果を残し、自身にとって今大会5度目のクラス勝利を獲得。第1マラソンステージで総合争いから脱落した後の“代償”としては十分すぎる活躍となっている。
後半戦に突入し、タイトル争いはますます過熱する。ベナビデス、ブラベック、サンダースの三つ巴の展開が予想され、戦局は一瞬たりとも目が離せない。
ステージ7結果
ステージ7終了時点での総合順位
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。