アメリカ人ライダー、スカイラー・ハウズがキャリア8度目のダカール参戦にして、ついに初のステージ勝利を掴んだ。ラスベガス〜リノやソノラ・ラリーなど、似た地形のレースで実績を重ねてきたハウズにとって、アル・ヘナキヤへのルートは絶好の舞台だった。華やかなパフォーマンスとカウボーイハットで知られるカリフォルニア出身の彼は、ダカールで常に注目されてきたが、勝利までには時間がかかった。今回のステージ勝利により、アメリカ人ライダーとしては9人目のステージウィナーとなった。総合成績での自己最高位(2023年の3位)を更新することは難しいものの、今大会も最終的に表彰台目前でのフィニッシュが見込まれている。

ホンダ陣営は、リッキー・ブラベックに通算3度目のダカール制覇をもたらすための戦略を着実に実行中だ。総合首位の座を一時的に手放すという大胆な動きもその一環だ。ステージのオープナーを務めたエイドリアン・ヴァン・ベバレンは、給油後にブラベックを待ち、ボーナスポイントを分け合う形を取った。しかし、終盤になるとブラベックの動きはより巧妙かつ大胆になり、ライバルのルシアーノ・ベナビデスより後方から明日のスタートを切るため、意図的にペースを落とした。首位の座を譲るリスクを冒してでも、ポジショニングを優先する判断だった。
KTMのルシアーノ・ベナビデスは、この結果により総合リーダーとなったが、その差はわずか23秒。明日の勝負のステージでは、6分後方からブラベックが迫ってくることになり、極めて厳しい状況に追い込まれた。
一方、肩の負傷を抱えるダニエル・サンダースは、ステージを走り切ることこそできたが13番手にとどまり、ベナビデスのサポート役にはなり得ない。代わってその役目を担う可能性があるのが、今日3位でフィニッシュしたエドガー・カネット。彼は明日のスペシャルでベナビデスの3分前にスタートする。
ダカール11順位
ダカール11終了後の総合順位
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。