ダカール・ラリー2026【ステージ11】スカイラー・ハウズがキャリア初のステージ優勝を達成

スカイラー・ハウズが、ダカール参戦8年目にしてついに念願のステージ勝利を手にした。今大会屈指の高速セクションで、抜群のパフォーマンスを披露し、ホンダに貴重な1勝をもたらした。ステージは全長883km(スペシャルステージ346km)におよび、選手たちは高速区間に加えて、テクニカルなナビゲーションや岩場の難所に立ち向かった。

ハウズにとっては、先週のマラソンステージでのタイヤトラブルで表彰台の可能性は潰えていたが、この日のロッキーな路面は彼の得意とする条件であり、ホンダCRF450 RALLYで持てる力を出し切って快勝を飾った。明日は先頭スタートという過酷な役割を担うことになるが、勢いに乗るハウズは最終的な総合4位浮上を視野に、全力で戦う意志を見せている。

スカイラー・ハウズ

自分は満足しています。このステージは非常に速くて、自分としては完璧な走りができたと感じています。ナビゲーションも上手くいって、最後までプッシュし続けました。この勝利はチームのためのものです。チームにはステージ勝利に値する努力があるし、それを少しでも返せたことを嬉しく思います。明日は完璧な仕事をして、リッキーを良いポジションに導けるよう最善を尽くします。自分にできるのは、それだけです。

チームメイトのエイドリアン・ヴァン・ベバレンは、前日の勝利によってオープナーとしてステージを開始。正確なナビゲーションで次々とチェックポイントを通過し、ハウズに21秒差の2位でフィニッシュ。後方から追いついたリッキー・ブラベックと共に走行する場面もあり、ボーナスタイムを確保して見事な結果を残した。

エイドリアン・ヴァン・ベバレン

自分は全力を尽くしましたし、バイクの感触もとても良かったです。自分が先頭で走り、リッキーがその後ろで追ってくる展開でした。もし自分がミスをすれば、リッキーも同じミスをする可能性がありました。幸いなことに、ミスなく走り切ることができました。

リッキー・ブラベックは総合首位でステージを迎え、ライバルであるルシアーノ・ベナビデスとの差はわずか56秒。得意とする岩場での走行でアドバンテージを広げようとしたが、終盤には戦略的にペースを落とし、明日のスタート順を調整。ヴァン・ベバレンをキャッチしたことでボーナスタイムを得たものの、最終的にはベナビデスに1分以上遅れを取り、総合順位で2位に後退した。

リッキー・ブラベック

今日は今大会で最速のステージだとブリーフィングで言われていて、実際その通りでした。今週は毎日速い展開でしたが、今日は特に全開で走り続ける感じでした。エイドリアンに追いつくためにベストを尽くして、途中から一緒に走行しました。彼がナビゲートし、自分は彼のダストの中で走ってボーナスタイムを狙いました。ステージ11は速く、少しテクニカルで難しい部分もありましたが、自分自身を上手くコントロールできたと思います。明日のステージに向けて良い位置につけていると感じています。

トシャ・シャレイナは比較的静かな一日を過ごした。序盤の転倒と燃料系の不調に見舞われたものの、粘り強く走り抜き、5位でフィニッシュ。総合では3位を維持しており、ダニエル・サンダースに対して8分以上のリードを築いている。

トシャ・シャレイナ

今日も良いポジションを得られました。明日は5番手スタートになります。チームのライダーたちはみんな前方スタートになるので、戦略としては良い形です。今日は速い部分と、岩の中で非常にスローな部分が入り混じる展開でした。後方からのスタートでしたが、無事にフィニッシュできました。

残り2ステージ、勝負の最終盤へ

明日の第12ステージでは、選手たちは720kmを走行し、紅海沿岸のヤンブーへと戻る。13日間にわたる過酷な戦いを経て、ダカール2026はいよいよ最終章へ突入する。スカイラー・ハウズの快挙とホンダ勢の巧みなチーム戦略は、最後までタイトル争いを盛り上げる原動力となりそうだ。