
DPワールドとのパートナーシップ
ヤマハ発動機株式会社は、国際的物流企業DPワールドとの間で複数年にわたるグローバルパートナーシップを締結したと発表した。同社はヤマハ・ファクトリー・レーシングの「オフィシャル・ロジスティクス・パートナー」として、MotoGPをはじめとするヤマハのトップカテゴリーにおける競技活動を物流面で支援する。
発表は2026年1月26日、ドバイのエキスポシティにあるDPワールド・パビリオンにて行われ、ヤマハ発動機およびヤマハ・モーター・レーシング、DPワールドの経営陣が出席。DPワールドの会長兼CEOであるスルタン・アーメド・ビン・スライエム氏、副CEO兼CFOのユブラジ・ナラヤン氏、広報責任者のダニー・ヴァン・オッターダイク氏らが顔を揃えた。
この提携により、ヤマハはDPワールドの持つグローバルな物流ネットワークと高度なサプライチェーン・ソリューションを活用できるようになり、国際的なレースカレンダーに求められる厳格なオペレーションを支えることが可能となる。対象となるのは、MotoGP、WorldSBK、そしてWorldSSPの3カテゴリー。特にMotoGPはヤマハ・ファクトリー・レーシングの中核であり、全ての領域で“ミリ秒”単位のパフォーマンスが求められる世界。その裏側で物流の精度は勝敗を左右する鍵となる。
この協業は単なるスポンサーシップを超え、現場での実務的な物流課題の解決にも踏み込む点で特徴的だ。ヨーロッパでのホスピタリティ・ロジスティクスや物資輸送の効率化を皮切りに、より広範囲な運用最適化が期待される。DPワールドはすでにマクラーレンF1、セイルGP、DPワールド・ツアー(ゴルフ)、ライダーカップ、ICC(国際クリケット評議会)、デリー・キャピタルズ(クリケット)など、世界有数のスポーツパートナーシップを展開しており、ヤマハのレーシング活動はその最新の一翼を担うこととなる。
パオロ・パヴェジオ(ヤマハ・モーター・レーシング マネージングディレクター/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP チーム代表)
「DPワールドをヤマハ・ファクトリー・レーシングの公式物流パートナーとして迎えることを大変うれしく思います。トップレベルのレースでは、ライディングやマシンだけでなく、物流においても完璧な遂行が求められます。DPワールドの専門性は、我々が毎戦確実な運用を行う上で大きな力となるでしょう。今回の提携が特別なのは、単なるブランド露出にとどまらず、実際の物流課題を共に解決していく実践的な協力体制にあります。現在はヨーロッパ圏での物流効率化に取り組んでいますが、今後さらに価値を拡大していけると確信しています。」
ダニー・ヴァン・オッターダイク(DPワールド グループ広報責任者)
「モータースポーツは、グローバルスポーツの中でも特に複雑かつ時間制約の厳しい物流環境です。ヤマハと協業することで、我々の物流ソリューションとネットワークを、要求の高い国際的レース活動に活かすことができます。
ヤマハは、オン・トラックでもオフ・トラックでも卓越性を体現してきた伝説的ブランドです。今回の提携を通じて、計画立案やデータ活用、サプライチェーンの最適化といった当社の強みを活かし、ヤマハのチームとその野望を支えていくことを楽しみにしています。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。