マンダリカでの不運 マルク・マルケスが流れを変えるべく臨む

過去4回の訪問で獲得したポイントはわずか11点、インドネシアの決勝レースでは一度もチェッカーフラッグを受けたことがないマルク・マルケスが、今度こそ歴史を塗り替えようとしている。

マンダリカでの苦難の始まり

ペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキットが2022年にカレンダーへ加わり、MotoGPに新たな舞台をもたらした。しかしマルケスにとって初訪問は苦い結果に終わった。予選15番手にとどまったうえ、翌朝のウォームアップでターン7において激しいハイサイドを喫し、インドネシアGPと続くアルゼンチンGPを欠場せざるを得なかった。

翌2023年、マルケスは復帰を果たしたが、結果は振るわなかった。土曜・日曜ともに転倒し、ノーポイントで週末を終えた。2024年は状況が改善し、土曜スプリントで3位表彰台を獲得して7ポイントを手にしたものの、翌日の決勝ではマシントラブルにより完走を逃した。

2025年インドネシアGP:直近の結果

2025年は3列目からスタートし、土曜スプリントでロングラップペナルティを消化しながら6位を獲得した。決勝でも好ペースが期待されたが、1周目にマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)と接触し、週末どころかシーズン全体に幕を引く形となった。

2026年:好調を維持して臨むインドネシアGP

直近9ラウンドで6勝を挙げ、絶好調でインドネシアGPに乗り込むマルケスは、ロンボクでの流れを変えることを目指している。今週末は8度目のMotoGP世界タイトルを争いながら、MotoGP史上最大のポイント差からの逆転という記録にも挑む。

マルケス自身は冷静にこう語っている。「もちろん、あのサーキットでは一度もレースを完走できていません。少し運がなかったと思います。昨年のスプリントでは、ロングラップペナルティを消化した後もそれほど悪い感触はありませんでした。今回どこまでできるかを見極める必要がありますが、一歩一歩着実に感触は良くなっています。アラゴン以降、バイクのフィーリングはとても良い状態が続いています。」