FIM世界耐久選手権のカレンダー変更について、オーガナイザーのユーロスポーツイベントCEOであるFrançois Ribeiroがその理由を語った。今回のカレンダー変更によって、鈴鹿8耐はEWCの最終戦ではなくなり、ポイントの150%ボーナスも適用されない。

世界は新型コロナウイルスの影響を強く受けている

ユーロスポーツイベントCEO François Ribeiro

世界は新型コロナウイルスの影響を強く受けており、社会に対して今までに無い影響を与えています。そして世界で進行するロックダウンがスポーツの世界に大変大きな影響を与えています。レースというのは、チームとライダーの安全が確保出来ない限り開催は出来ません。現時点の社会的な健康上の危機の中では、2020年のオッシャースレーベン8時間耐久レースの開催は不可能です。このイベント自体は2021年の5月20日から23日に開催予定となります。」

「スケジュールとしてはル・マン24時間耐久レースを8月終わりに移動させ、最終戦がボルドールとなります。長期間のロックダウンによって、多くのモーターサイクルファンが不満を抱えていることでしょう。しかし、ル・マン、そしてル・カステレで2つの素晴らしいレースが開催されると確信しています。」

「カレンダー変更によって、鈴鹿8耐は今年の最終戦ではなくなってしまいます。この象徴的なレースのオーガナイザーであるモビリティランドはこの状況を理解してくれ、我々の都合を優先してくれました。来シーズンはセパンが開幕戦となり、ボルドールで最終戦を迎えることになります。鈴鹿8耐が最終戦ではなくなりますので、ポイントの150%ボーナスは適用されません。」

「スポーツイベントが中止となることで、夏の間はプログラムに空きが出来てしまうのは当然です。ユーロスポーツイベントはこうした状況の中で最大限の努力をしていきます。ユーロスポーツイベントは、これから先にチームがレースに参戦するにあたり出来る限りのサポートを行うことを決定していて、今の時点で困難に直面しているボルドールに参戦予定のプライベートチームへの財政支援を考えています。」

(Source: EWC)

(Photo courtesy of EWC)