スペインGP アレックス・マルケス、母国ヘレスで連勝達成 MotoGP2026

2026年MotoGP第4戦スペインGPは波乱の展開となり、アレックス・マルケスBK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が圧巻の走りで優勝を飾った。アレックス・マルケスは母国グランプリで2年連続勝利を達成し、キャリアにおける大きな節目を刻んだ。一方、王者マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は2周目にクラッシュを喫し、早々にリタイアとなった。

スタート直後の攻防と主導権争い

スタートではポールポジションのマルク・マルケスがホールショットを奪い、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が好スタートで2番手へ浮上。アレックス・マルケスも素早く3番手につけると、9コーナーでベッツェッキを攻略し2番手に浮上した。

さらにアレックス・マルケスは6コーナーで兄マルクをオーバーテイクしトップに立つ。その直後、レースは大きく動く。2周目の11コーナーでマルク・マルケスがフロントを失い転倒。連続して母国ヘレスで早期リタイアを喫する結果となり、タイトル争いに痛手を負った。

アレックスが主導権掌握

以降、アレックス・マルケスはレースを完全に支配する。ベッツェッキに対して着実にリードを広げ、10周目には1.6秒差。後方ではファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)がホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)を攻略し3番手に浮上した。

中盤にはさらなる波乱。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がマシントラブルでピットインしリタイア。ドゥカティ・ファクトリーチームにとって厳しい一戦となった。

終盤も揺るがぬトップ快走

終盤に入ってもアレックス・マルケスのペースは安定し、ベッツェッキとの差を管理。残り周回でもポジション争いに大きな変動はなく、そのままトップでチェッカーを受けた。観客に手を振りながらのフィニッシュで、30歳のスペイン人は完璧な週末を締めくくった。

表彰台とランキング争いの行方

2位にはベッツェッキが入り、連勝は途切れたものの選手権リーダーとして着実にポイントを加算。3位にはディ・ジャンアントニオが入り、今季2度目の表彰台を獲得しランキング3位に浮上した。ランキングではマルティンが2位を維持し、ベッツェッキとの差は11ポイントに拡大している。

中団グループの接戦

5位争いは終盤まで接戦となり、小椋藍が最終ラップにチームメイトを6コーナーで攻略して制した。ラウル・フェルナンデスが6位、ヨハン・ザルコが7位と続いた。エネア・バスティアニーニが8位でKTM勢最上位、フェルミン・アルデゲルは9位、ペドロ・アコスタは10位に終わった。

ブラッド・ビンダーは11位、フランコ・モルビデリ、ルカ・マリーニ、ファビオ・クアルタラロ、そしてダブルロングラップペナルティを受けたジョアン・ミルがポイント圏内を締めくくった。