ハンガリーGPプレビュー ミシュランがバラトン・パークに向けタイヤ配分を調整

MotoGP世界選手権第8戦ハンガリーGPが、バラトン・パーク・サーキットで開催される。2025年に好評を博したデビュー大会に続き、同サーキットでの連続開催となる。今季はカレンダー上の開催時期が早まり、気温がやや低くなることが予想されるため、ミシュランモータースポーツはタイヤパッケージを調整。フロント・リアともにソフトおよびミディアムコンパウンドのMICHELIN Power Slickタイヤを中心とした構成とし、ハードコンパウンドは今大会では提供されない。

バラトン・パーク・サーキットは2023年5月に開設された全長4.08kmのコース。ブダペストの南西約85kmに位置し、長い加速区間、強いブレーキングエリア、テクニカルなセクションを組み合わせた反時計回りのレイアウトで、17のコーナーのうち10が左コーナーとなっている。2025年の予選ではマルク・マルケスが1分36秒518のサーキットレコードを樹立し、決勝最速ラップも1分37秒699で記録。最高速はブラッド・ビンダーが308.5km/hをマークしている。

ピエロ・タラマッソ(ミシュランモータースポーツ二輪競技マネージャー)

「バラトン・パーク・サーキットは比較的短いコースで、メインストレートは665メートルに限られています。やや低速ながら非常にテクニカルなサーキットで、ごく最近の路面のおかげで良好なグリップが得られます。コース全体が2025年に再舗装されており、自分たちのパートナーにとって優れた走行環境が確保されています。路面はタイヤへの負荷も比較的穏やかで、この状況下では全体的に摩耗レベルも中程度に収まっています。」

「2025年のレースではフロントに3種類のコンパウンドを用意しましたが、今回はソフトとミディアムの2種類のみに絞ることにしました。昨年使用したものと同一のコンパウンドです。」

「リアタイヤの選択も変わりません。左コーナーの数が多いことから、左ショルダーを補強した非対称構造を採用しています。2025年にはハードコンパウンドをパートナーが使用しなかったことも、この判断を後押ししました。特に今大会はシーズン早期の開催となるため、気温がやや低くなる可能性があることも考慮しています。」