KTMサンダースがデサフィオ・ルタ40を制しW2RC首位に浮上

レッドブルKTMファクトリーレーシングのダニエル・サンダースが、2026年FIM世界ラリーレイド選手権(W2RC)第3戦「デサフィオ・ルタ40」(アルゼンチン)で総合優勝を果たした。5ステージ中4ステージを制する圧倒的な走りで2位に12分以上の差をつけてフィニッシュし、選手権ランキングでも首位に立った。チームメイトのルシアノ・ベナビデスは総合4位、ルーキーのエドガー・カネットは総合7位でそれぞれ完走した。

サン・フアンを拠点に開催された同大会は、リエゾン区間を含む総距離2,660km、うちタイム計測の特別ステージが1,692kmに及ぶ過酷なイベント。高速の開けたトラックから岩だらけの川床、難易度の高いナビゲーション、山岳地帯まで多彩な地形がライダーとマシンを試した。サンダースはプロローグでナビゲーションミスにより7番手と出遅れたが、ステージ1から猛追して首位に立つと、そのままリードを守り続けた。今大会での4勝目はキャリア通算32勝目のW2RCステージ勝利となる。選手権では3ポイント差で2位のトシャ・シャレイナ(ホンダ)を上回り、3戦終了時点でトップに立っている。

ダニエル・サンダース

「今週は本当に良い一週間でした。ダカールとポルトガルに続いてまた優勝できたことは大きな自信になりますし、選手権のトップに立てたことでさらに充実感があります。一週間を通じてバイクの上で快適に走れましたし、チームも信じられないほどの仕事をしてくれました。もちろん、自分はいつも振り返って改善できる部分を探すようにしています。常に取り組むべきことはありますから。でも全体的には力強いパフォーマンスを発揮でき、休暇前に素晴らしい結果を残せました。引き続き懸命に取り組み、モロッコでも戦えるよう準備して戻ってきます。」

ルシアノ・ベナビデス

「地元レースを走り切り、しっかりとした結果を残せたことは嬉しいです。一週間を通じてバイクの上での感覚は良く、スピードもありました。最終ステージで小さな転倒があって終盤は少し難しくなりましたが、なんとか対処してフィニッシュまでたどり着けました。振り返ると、ラリー序盤にいくつか小さなミスがあり、それがより強い総合結果を逃す原因になったと思います。でも自分の走りとイベントを通じた成長には満足しています。チームは素晴らしい仕事をしてくれましたし、ダニエルが優勝を飾り、自分たちは今後に向けて非常に良いポジションにいます。選手権はまだ非常に接戦なので、次の戦いが楽しみです。」

エドガー・カネット

「今日は一週間の中でバイクの上で最も楽しめた日だったと思います。今週は探していたリズムがなかなか見つからず、自分にとって難しいラリーでした。でもフィニッシュまでたどり着けたことは大切ですし、このレースからポジティブな要素もたくさん持ち帰れます。こういう厳しいイベントは、簡単なものより多くを教えてくれることがあります。次のラウンドまでにどこを改善すべきかは明確に分かっています。バイクとのフィーリングは良かったのですが、今週は身体的に万全ではありませんでした。それでも、RallyGPでの貴重な経験であることに変わりはなく、さらにモチベーションを高めてモロッコで強くなって戻ってくるために、アルゼンチンを後にします。」

アンドレアス・ヘルツル(ラリーチームマネージャー)

「ダニエルは今回も自分の実力を余すところなく見せてくれました。これほど強力なフィールドを相手に12分差でラリーを制するのは驚異的な成果であり、彼のスピード、安定感、そして経験の証です。アルゼンチンを選手権リーダーとして去るのは完全に彼の実力に見合ったことであり、一週間を通じたパフォーマンスは際立っていました。ルシアノとエドガーについても非常に満足しています。ルシアノは地元イベントで一週間を通じて競争力を発揮し、最後まで戦い続けました。エドガーはRallyGPでさらに貴重な経験を積み、ラリーを通じて成長し続けました。KTM 450 RALLYは完璧なパフォーマンスを発揮し、チーム全体が非常にうまく連携できました。レッドブルKTMファクトリーレーシングにとってまた重要な勝利です。自信を持ってモロッコを見据えることができます。」