新型コロナウイルスで陽性となったために欠場となっているバレンティーノ・ロッシは11月3日に新たなPCRテストを受けたが、このテスト結果は陽性だった。ロッシは11月4日にも再びPCRテストを受けており、この結果が陰性で、フライト前のPCRテストも陰性だった場合は今週末のヨーロッパGPへの参戦が可能だ。
しかし、もし今週末のヨーロッパGPにロッシが参戦出来ない場合、ヤマハはバックアップライダーとしてFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)にGRTヤマハから参戦するアメリカ人ライダー、ギャレット・ガーロフをノミネートした。
MotoGPの舞台でYZR-M1に乗るのは夢だった
ギャレット・ガーロフ
「ヤマハがこのような素晴らしい機会を自分に与えてくれることを検討してくれることが本当に嬉しいです。今年はFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)参戦という事自体が大きな冒険でした。さらにMotoGPに参戦出来るとなれば、願ったり叶ったりです。はるか昔にレースを始めた頃から、MotoGPの舞台でYZR-M1をライディングするのは夢だったんです。それが実現するかもしれないと思うと、本当にワクワクします。」
「しかしバレンティーノのこうした不運の影でこうした幸運を掴めるかもということに関しては申し訳なく思います。彼が早く回復出来ることを願っていますし、自分も含めロッシがトラックに居ないのは本当に残念なことです。」
「もしも自分がYZR-M1をライディング出来るなら、バイク、タイヤ、ブレーキなど、知らないことだらけの週末となります。バレンシアトラック自体走ったことがありませんしね。しかし、ヤマハが提示してくれたチャンスに全力で挑みたいと思います。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)