
MotoGP第6戦フランスGPのプラクティスがル・マンで行われ、ヨハン・ザルコ(Castrol Honda LCR)がトップタイムを記録した。昨年のフランスGP勝者は、母国ファンの前で初日から圧巻の速さを披露。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)がわずか0.010秒差の2番手に入り、フランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)が終盤の転倒にもかかわらず3番手を確保した。
開始早々にはホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)がターン9でクラッシュ。2024年王者でありフランスGP勝者でもあるマルティンにとって厳しい滑り出しとなった。その15分後にはフェルミン・アルデゲル(BK8 Gresini Racing MotoGP)もターン3でフロントを失って転倒。さらに残り30分を切ったところでラウル・フェルナンデス(Trackhouse MotoGP Team)のRS-GPが炎上。
セッション前半はディ・ジャンアントニオが好調を維持。FP1で2番手だった勢いをそのままに、午後の走行でもトップ争いをリードした。しかし昨年の地元ウイナーであるザルコが終盤に連続で最速タイムを更新し、主導権を奪い返した。残り15分では、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)が猛プッシュを見せたものの最終コーナー手前で転倒。それでも急いでピットへ戻り、スペアマシンでQ2直接進出を狙った。さらにジョアン・ミル(Honda HRC Castrol)が一時トップへ浮上。だがその直後、2度のMotoGP王者バニャイアが1分30秒045を叩き出し首位を奪取した。
終盤にはアレックス・リンス(Monster Energy Yamaha MotoGP)がトップ10圏内へ急浮上。ホルヘ・マルティンとマルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)もタイムを改善し、苦戦していたベッツェッキも土壇場でQ2直接進出を決めた。アレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)と小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)もトップ10入りを果たし、その結果、マルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)はトップ10圏外へ押し出された。
バニャイアは最後のアタックで転倒し、イエローフラッグが振られ、これによってアタック中だったマルク・マルケスのタイムはアタック中に無効となりタイム更新に失敗。13番手に終わり、昨年インドネシアGP以来となるQ1行きが決定した。トップ10はザルコ、ディ・ジャンアントニオ、バニャイア、アレックス・マルケス、ミルの順。マルティン、ベッツェッキ、リンス、小椋、アコスタが続き、全メーカーがQ2へ直接進出する形となった。トップ10はわずか0.3秒以内にひしめく超接戦となっている。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。