
ファビオ・クアルタラロが、2027年シーズンに向けたヤマハのMotoGPマシン開発にはこれ以上協力しないと明言した。アラゴンGPでテストライダーのような役割を強いられたうえ、9月のレッドブルリンク公式テストでピレリの新タイヤを試す機会まで拒否されたことが、決断の引き金となった。クアルタラロは8年間在籍したヤマハを離れ、来季からホンダに移籍する。アラゴンGPの決勝では、優勝したマルク・マルケスから50秒以上遅れる最下位でフィニッシュした。
今季前半、クアルタラロは来年からの850cc規定移行を見据えてヤマハが開発した新型V4エンジンを搭載して戦ってきた。アラゴンGPでは新型シャシーをはじめ多数の新パーツのテストを課され、開発作業がレース本来の戦いをさらに難しくした。ホンダは6月のブルノでの初回2027年公式テストで、来季他チームへ移籍するルカ・マリーニとジョアン・ミルに2027年パッケージとピレリタイヤを試乗させており、ペドロ・アコスタも来季ドゥカティファクトリーチームへの加入が決まっているにもかかわらず、チェコでKTMの2027年型マシン開発を主導した。一方でヤマハはクアルタラロにピレリタイヤの試乗を認めなかった。
ファビオ・クアルタラロ
「将来のことについては、自分が貢献できる立場にありませんし、個人的な理由からも貢献したいとは思いません。今年は改善を目指して取り組んでいます。ただ、状況が好転しなければ、できることは限られています。」
「はっきり言っておきたいのですが、言うべきかどうか迷いましたが、やはり言います。自分はオーストリアのテストに参加したかった。でも残念ながら、ヤマハはピレリタイヤで走ることを認めてくれませんでした。何かしたかったのに、させてもらえなかったのです。」
「個人的には、2027年のライダーたちのためにマシンを開発するつもりはありません。今年のために改善できることがあればやります。でも今週末のようにテストライダーとして限界まで自分を追い込むようなことは、もうしません。」
「シャシーについては、悪化しています。金曜日にも悪化していると言いました。土曜の朝に改めて比較したいと言われましたが、やはり悪化していました。今週末は完全にテストライダーでした。シャシーを3回試しましたが、機能しませんでした。新しいリンクも試しましたが、改善にはなりませんでした。」
「結局、標準仕様のマシンで走りました。シャシーを乗り換えると、差が大きくなくても感覚がリセットされてしまいます。フィーリングが出ないうえに少し混乱もしていました。でもそれが現実で、自分たちはパフォーマンスを引き出そうと取り組んでいます。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。






