11月29日にロンドンのダイネーゼストアでカール・フォガティのトークイベントが開催されました。フォガティはイングランド出身のライダーで、ワールドバイク世界選手権において219回レースに出場。21回ポールポジションを獲得。109回の表彰台、59回の優勝を遂げています。このイベントの中で、フォガティはスーパーバイクで活躍するジョナサン・レイについて語っています。

カール・フォガティ

「レイは2012年にストーナーの代役で2戦(ミサノとアラゴン)に出場しているけど、丁寧にライディングしてそこまで大きな印象を残さなかった。(8位/7位で完走)もし彼があの時に戻れるのなら、彼はがむしゃらにプッシュして走るだろうね。」

「彼は2018年にMotoGPを走るチャンスがあったのかもしれないが、彼はWSBKに残るほうを選んだ。それ自体を責める事は出来ない。MotoGPに参戦するなら最高のバイクで走りたいと思うのが普通だからね。MotoGPで走るチャンスを得るというのは、大抵はサテライトバイクで1年契約だ。カワサキがWSBKでここまで成功している以上、MotoGP参戦のチャンスがあってもYESとは言いにくいだろう。

「それにレイの場合は子供もいるし、彼は家庭を大事にする男だよね。僕が現役で走っていたときは25、26で子供が2人いた。選手の中でそうやって家庭を持っている選手はほぼいなかったから、僕も家庭を大事にする男だと思われていたんだ。」

「そういう意味ではジョナサンも非常に似た状況だと思う。家庭があるからどの程度バイクを速く走らせることが出来るかというのは判断出来ないだろう。彼はいかなるコンディションにおいても速いからね。彼はとてもアグレッシブでスムーズだ。カル・クラッチローも素晴らしいライダーだが、レイはすべてを兼ね備えたライダーだと言えるだろうね。」

(Source: dainese)