2019 MotoGP第15戦のタイGPが、10月6日にチャーン・インターナショナル・サーキットで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは4位でフィニッシュした。3列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、オープニングラップで4番手までポジションを上げると、レース全体を通してコンスタントなペースで走行を重ね、レース終盤でギャップを詰めてきたアレックス・リンス(スズキ)の追撃をかわして、そのまま4位でチェッカーを受けた。
2列目からスタートしたチームメイトのダニーロ・ペトルッチは、オープニングラップに何台かのマシンにオーバーテイクされ、9番手で2周目に入った。その後、6番手争いに加わったものの、前を走行するバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのギャップを縮めることができず、9位でフィニッシュランを通過した。
ドヴィツィオーゾは、このレースで2019年のタイトルを決めたマルク・マルケス(ホンダ)と110ポイント差で、ライダーズ・ランキング2位をキープしている。3位のリンスとは48ポイントの差が開いている。ペトルッチは、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と1ポイント差で5位にランキングを下げている。
ドゥカティは、マニュファクチャラーズ・ランキングでは2位を、チーム・ランキングでは首位を引き続きキープしている。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04)
4位
「今日は難しいレースになった。T3およびT4セクターでタイムを上げることができなかったし、プラクティス・セッションでもトップグループに遅れを取った。残念だが、マルクと彼のチームを祝福したい。彼らは、素晴らしいシーズンを過ごしてきた。再び彼らと戦いたいが、現状ではまだ十分とはいえない。来シーズンを見据えて、さらにハードワークを続けたい」
ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09)
9位
「最近の数レースと比べると、今回のレースは明らかにパフォーマンスが向上している。しかし、まだ何か足りないものがあって、以前のようにトップ5で戦うことができていない。今日のレースでは、トップ5に入ることが目標だったが、レース序盤で十分な速さを発揮することができず、その後良いペースを取り戻したが、前を走行するグループとはかなり離されてしまった。結果的にわずかなポイントを稼ぐことはできたが、望んでいた結果ではない。2週間後に開催される日本GPでは状況を変えたい」
第16戦の日本GPは、2週間後の10月18日~20日に、ツインリンクもてぎで開催される。
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)