マルク・マルケスはレプソル・ホンダを離れることが決定した今、誰がマルケスの代わりにレプソル・ホンダライダーとなるかに注目が集まっている。レプソル・ホンダがどのライダーに目を向けているかは不明となるが、少なくともMotoGPクラスにおいては何名かのライダーに注目が集まっている。

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ヨハン・ザルコ

まずはその筆頭となるのがフランス人ライダーのヨハン・ザルコだ。ヨハン・ザルコはヤマハ、KTM、Ducati、ホンダ、そしてスズキのMotoGPバイクにおいてもライディングの経験がある選手だ。ホンダはRC-213Vの開発に力を入れる必要があり、多くの経験をもったライダーの協力を必要としている。

ザルコはLCRホンダで参戦するわけだが、グリッドで最強のバイクであるデスモセディチGP23をライディングしており、ザルコがレプソルホンダの選手として参戦したほうが、バイクの開発においては彼の豊富な経験を活かせる可能性が高い。

中上 貴晶

マルク・マルケスがホンダを抜ける以上、ホンダのバイクを最も古くから知るライダーとなる中上 貴晶。すでにLCRホンダとの契約を更新しているが、ヨハン・ザルコ同様に、LCRホンダからレプソル・ホンダへプロモートをしたとしてもおかしくはないライダーの1人ではある。

今までの成績を考えるとヨハン・ザルコのほうが可能性があるとも言えるが、日本人としては中上のレプソル・ホンダ昇格を願いたいところではあるが、スポンサー等の関係から現実的には難しいと思われる。

ミゲル・オリヴェイラ

オリヴェイラはRNFと1年間の契約が残っている状況ではあるが、彼についてチームオーナーのラズラン・ラザリは、ファクトリーチームとの契約なのであれば、アプリリア、RNFを離れることは仕方ないと語っていた。

しかし、これを受けてミゲル・オリヴェイラはHRCのライダーの可能性を議論されるのは幸運なことであるが、そういった計画はないと否定している。

マーべリック・ビニャーレス

ビニャーレスもレプソル・ホンダから参戦する可能性が語られているライダーの1人ではあるが、ミゲル・オリヴェイラ同様に、HRCのライダーの可能性を議論されることは喜ばしいものの、彼自身のフォーカスは現在アプリリアのファクトリーライダーとして、さらに戦力を発揮することだと語った。

(Photo courtesy of michelin)