サンマリノGP　フラッグtoフラッグを制してマルク・マルケスが優勝

サンマリノGPの決勝レースはスタート直後にフランチェスコ・バニャイアがトップに出てレースをリード、ホルヘ・マルティンが2位ポジションにつける、しかし雨が降り出した後にホルヘ・マルティンがトップ集団として先陣を切ってピットイン、しかし雨はその後強くならず、微妙なコンディションの中で強みを発揮するマルク・マルケス、ブラッド・ビンダー、ジャック・ミラーがトップ集団の中で水を得た魚よろしく素晴らしい走りを展開。

この流れでトップに立ったのはマルク・マルケスで、その後止んだり降ったりするコンディションでのレースを完全にコントロールして優勝。2位はフランチェスコ・バニャイアとなった。3位はエネア・バスティアニーニとなり、Ducatiが表彰台をロックアウト。なお、DucatiはMotoGPの歴史上最多となる18回目の表彰台独占となった。

4位はブラッド・ビンダー、5位マルコ・ベッツェッキ、6位アレックス・マルケス、7位ファビオ・クアルタラロ、8位ジャック・ミラー、9位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、10位ポル・エスパルガロとなった。なお、ホルヘ・マルティンはこのレースでポイント圏内となる15位を死守したものの、フランチェスコ・バニャイアとのポイント差は僅か7ポイントにまで縮まった。

サンマリノGP　結果

順位	ゼッケン	ライダー名	メーカー	タイム
1位	93	マルク・マルケス	DUCATI	41’52.083
2位	1	フランチェスコ・バニャイア	DUCATI	41’55.185
3位	23	エネア・バスティアニーニ	DUCATI	41’57.511
4位	33	ブラッド・ビンダー	KTM	42’06.268
5位	72	マルコ・ベッツェッキ	DUCATI	42’08.808
6位	73	アレックス・マルケス	DUCATI	42’09.665
7位	20	ファビオ・クアルタラロ	YAMAHA	42’09.725
8位	43	ジャック・ミラー	KTM	42’11.410
9位	49	ファビオ・ディ・ジャンアントニオ	DUCATI	42’20.029
10位	44	ポル・エスパルガロ	GASGAS	42’30.864
11位	88	ミゲル・オリヴェイラ	APRILIA	42’38.469
12位	5	ヨハン・ザルコ	HONDA	42’54.720
13位	30	中上 貴晶	HONDA	43’02.800
14位	6	ステファン・ブラドル	HONDA	43’09.630
15位	89	ホルヘ・マルティン	DUCATI	42’10.721
16位	12	マーべリック・ビニャーレス	APRILIA	42’11.570
17位	31	ペドロ・アコスタ	GASGAS	42’24.712
18位	25	ラウル・フェルナンデス	APRILIA	42’41.158
19位	42	アレックス・リンス	YAMAHA	42’50.509

優勝マルク・マルケス

「雨の後にスピードがあったのが良かったですね。雨でレースをリードすることが出来ましたし、プラクティス同様のペースを維持出来ました。2連勝出来て本当に嬉しいです。グレシーニが天国から雨を降らせてくれたのかもしれません。今日のレースをグレシーニファミリーに捧げます。」

2位フランチェスコ・バニャイア

「昨日よりは良いレースでした。昨日は優勝のチャンスが少しありましたが、今日は優勝は無理でしたね。このコンディションでのマルクには勝てません。次回はフィジカルを整えてチャンスを伺いたいと思います。ポイントを挽回できたことも嬉しいですね。」

3位エネア・バスティアニーニ

「自分にとって難しいレースでした。後方からのスタートでフロントとのギャップを縮めるチャンスが見えた時に雨が降ってきたんです。優勝も狙っていたんですがバイクのフィーリングがあまり良くなかったですね。ホームGPでの表彰台が嬉しいですね。」