マリーニ、ブリーラムでホンダと共に好成績を狙う。ミルは再起を狙う
ルカ・マリーニはレプソル・ホンダ・チームのライダーとして最高の週末を終えてこの地に乗り込む。オーストラリアで13位からの予選を経て、スプリントで10位、GP本戦では14位に食い込んだ。ブリーラムのストップ&ゴーに重点を置いたコースは、もてぎでの作業を継続する良い機会となる。昨年のタイGPスプリントでは3位を獲得した実績もあり、好結果が期待される。
一方、ジョアン・ミルは3戦連続でリタイアを喫しており、エミリア・ロマーニャGPで11位を獲得した頃の調子を取り戻す必要がある。2020年のMotoGPワールドチャンピオンとしての実力と、ホンダRC213Vの持つ潜在能力を完全に発揮できていない現状だが、昨年のタイGPではポイントを獲得しており、今年も結果を出す決意を固めている。
ルカ・マリーニ
「シーズン初めからの取り組みが実を結んでいて、後半戦で達成できたことに満足しています。この調子で来年に向けてしっかりと準備を進めていく必要があります。ブリーラムはオーストラリアとは全く異なるコースなので、ホンダの開発を進める上で重要です。ブリーラムのレイアウトはかなり好きで、過去に良い思い出もあります。」
ジョアン・ミル
「そろそろ運が向いてくれるといいですね。ここ数戦は厳しい状況でしたが、実力はもっと高いのに、それを十分に示せていません。思いがけない出来事でチャンスを逃してきたことが悔しいです。シーズンの締めくくりをしっかりと終えて、テストに向けて態勢を整えたいです。自分の焦点や目標は変わりません。自分たちにできることを信じています。」
(Photo courtesy of HRC)