トマックが開幕戦アナハイム1を制す レッドブルKTMがW表彰台スタート/AMAスーパークロス第1戦

2026年AMAスーパークロス選手権の開幕戦「アナハイム1」で、レッドブルKTMファクトリーレーシングが圧巻のダブル表彰台を達成。450SXメインイベントでイーライ・トマックが完璧な勝利を飾り、同僚のホルヘ・プラドが3位に食い込む鮮烈なデビューを果たした。

トマックはKTM移籍後初のSMXワールドチャンピオンシップ戦で堂々の快走を披露。KTM 450 SX-Fファクトリーエディションを駆り、予選1回目では最速タイムをマーク。合算でも2番手に食い込んだ。ヒート1でも好スタートを切り2位でフィニッシュ。難なくメインイベントへの進出を決めた。

決勝は再スタートを経てのレースとなったが、33歳のトマックは1周目でトップに浮上。そのまま主導権を握り続け、2位に1.470秒差をつけてチェッカーフラッグ。キャリア通算54勝目を挙げる完璧な開幕戦となった。

イーライ・トマック

「この勝利は本当に気持ちがいいです。スタートからずっと先頭を走る展開は集中力が求められますが、マシンの調整がうまくいって、今日一番いい状態で走れました。ヒートレース後に少しセッティングを変えたのが正解でした。レッドブルKTMファクトリーレーシングという新しいチームでシーズンをこの形で始められたのは最高です。オフシーズンにチームと一緒に多くのテストを重ねてきたので、こうして結果に結びついたのはとても意味のあることです。」

一方、スーパークロス初参戦となったホルヘ・プラドは、KTM 450 SX-Fファクトリーエディションへの順応を進めながら予選6番手。ヒート1ではホールショットを奪取し、トマックの猛追を振り切って堂々の1位チェッカー。メインイベントでも再びホールショットを決め、無理をせずリズムを維持して初のSX表彰台となる3位を獲得した。

ホルヘ・プラド

「この結果は自分の想定以上です。今週末の目標は“各セッションを無事にこなすこと”でした。オフシーズンの準備は順調でしたが、スーパークロスはまだまだ自分にとって未知の世界です。ヒートレースで勝てたのも驚きでしたが、メインイベントで表彰台に立てたことが本当にうれしいです。限界を超えずに自分の範囲内で走り切りました。今は言葉にできないくらいの気持ちですが、ただ一つ言えるのは“努力は必ず報われる”ということです。この結果を弾みに、また来週のチャンスに向けて前進していきます。」

さらに、アーロン・プレシンジャーも復帰戦としてアナハイムに参戦。ヒートレース序盤では先頭を走行していたものの、コーナーでクーパー・ウェッブと接触し転倒。ラストチャンス予選(LCQ)に回る展開となったが、そこで勝ち上がりメインイベントへ。決勝では最後尾から追い上げ、10位でフィニッシュした。

アーロン・プレシンジャー

「正直言って、望んでいた開幕戦ではありませんでした。スタートは悪くなかったんですが、ヒートレースでクーパー(ウェッブ)と接触して転倒してしまいました。でも、これもレースです。今日はいくつかいいスタートが切れたし、マシンのセットアップもいい方向にあります。メインイベントでは最後尾から10位まで戻せたので、悪くないリカバリーだったと思います。厳しいスタートだったけど、終わり方としては悪くなかった。次戦に向けてしっかり準備していきます。」

次戦は1月17日、サンディエゴで開催予定。

【450SXクラス 決勝結果 – アナハイム1】
1位 イーライ・トマック(レッドブルKTMファクトリーレーシング)
2位 ケン・ロクスン(スズキ)
3位 ホルヘ・プラド(レッドブルKTMファクトリーレーシング)
10位 アーロン・プレシンジャー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)
14位 ジャスティン・ヒル(KTM)
18位 RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)
22位 マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)

【450SXクラス ランキング(第1戦終了時点)】
1位 イーライ・トマック 25pt
2位 ケン・ロクスン 22pt
4位 ホルヘ・プラド 17pt
10位 アーロン・プレシンジャー 12pt
14位 ジャスティン・ヒル 8pt
18位 RJ・ハンプシャー 4pt
22位 マルコム・スチュワート 0pt