ヤマハで活躍したブロック・パークスが引退を表明。ASBKに参戦するYamaha Racing Teamは2021年もパークスを含む3名体制で戦うことを考えていたが、39歳のパークスは引退を選んだ。
ブロック・パークスはMotoGP、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)、ワールドスーパースポーツ、世界耐久選手権(EWC)、BSBなどで長年活躍してきた。今後パークスはヤマハでテストライダーとして活躍、オーストリアスーパーバイク選手権におけるYZF-R1Mの開発、ライダーコーチとして活躍することが期待されている。
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熟考の末に引退を決断した
ブロック・パークス
「引退を選んだことは残念でもあり申し訳なくも思っています。熟考の末に、2021年にライディング、レースにコミットすることは難しいと判断し、引退を決断しました。オーストラリアに戻り、家族、子供達と”普通の”生活を送りたいと思います。家族、子供達は、今まで私が世界中を飛び回り、レースをするのに付き合ってきましたから。」
「しかし家族との時間を第一に考え、彼らの日常にいる父親でありたいと思いました。家族と過ごしている中で、家族とレースの両方に100%コミットをすることはもはや不可能だと感じました。彼らの父親として、彼らが望むものを与え、家族との時間に100%コミットしたいと思うんです。」
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「レースへのコミット、年齢、財政的なこともあります。コロナの中で私の個人スポンサーも苦しい状況が続いています。こうした背景に加えて、家族と一緒に過ごしたいという思いが日増しに強くなり、レースからの引退を決意しました。」
「ヤマハが今まで私に対して寄せてくれた信頼には感謝してもしきれません。ヤマハは私の将来に投資してくれ、最高の環境を提供してくれました。彼らのおかげで知識も増えましたし、最高峰の舞台で戦うことが出来たのです。」
「これでレースからは引退しますが、このスポーツから離れることは意味しませんし、私に多くを与えてくれたこのスポーツを愛する気持ちは変わりません。今後もヤマハオーストラリアと共に仕事をしていきますし、テストライダーとして、メンターとして2021年は共に活動します。」
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「23年間に渡るロードレースの経験の中で得たものを、後進の選手達に出来る限り共有していきたいと思います。ASBKのシーズン開始前のタイミングでの発表となってしまいましたが、この先の未来を考えた時にこういった結論に至ったわけです。キャリアを通じて支えてくれた皆さんに感謝したいと思いますし、新しい役割で皆さんにトラックでお会いしたいですね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)