現在FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦している野左根航汰は、2023年にヤマハVR46マスターキャンプチームから、Moto2世界選手権に参戦する。
ヤマハVR46マスターキャンプチームは、VR46 Junior Team Srlと共に2017年に設立されたチーム。2018年まではFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権に参戦し、2019年から2021年まではFIM CEV Moto2ヨーロッパ選手権に参戦していた。
2022年チームはヤマハのライダー育成プログラム「bLU cRU」の一員となった。このプロジェクトは、ヤマハの若い才能が世界選手権レベルでスキルを伸ばし、二輪レースの最高峰であるMotoGPで走るという目標の達成を加速させるためのプラットフォームとして機能している。
野左根は、2020年に全日本ロードレース選手権の最高峰クラスであるJSB1000で初タイトルを獲得。2021年にはヨーロッパに拠点を移し、世界最高峰のプロダクションレースシリーズであるWorldSBKに参戦。初年度は総合14位、2022年は8戦を終えて現在19位である。野左根はMoto2クラスには2012年に1回、2013年に3回出場した経験がある。
2023年は大きな挑戦になる
野左根航汰
「2020年にJSB1000で優勝することが出来ましたが、その後は2年間をFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)で戦いました。結果を得るには大きな挑戦で、非常に大きな困難に何度も直面しました。しかし多くの経験を同時に得ることが出来ました。」
「2023年はMoto2という新しい環境での挑戦になります。大きな変化となりますが、ファンとヤマハのためにベストを尽くして素晴らしいレースをしたいと思います。」