
レッドブルKTMテック3は、マーベリック・ビニャーレスが今週末のスペインGP(ヘレス)を欠場すると正式発表した。3月末に受けた矯正手術後の回復は順調に進んでいるものの、母国戦での復帰には間に合わないと判断された。ビニャーレスは、過去の肩の手術で挿入されたスクリューのずれが判明したことを受け、アメリカズGPを欠場。その後手術を受け、現在はリハビリに専念している。状態は改善傾向にあるが、万全の状態で復帰するため、ヘレスでの出場は見送られた。
マーベリック・ビニャーレス
「今週末のヘレスで走れないのは本当に残念です。自分にとって非常に重要なレースであり、今季最初のホームグランプリでもあります。ただ、自分の身体の状態はよく理解していますし、今は完全な回復を最優先にするべきです。シーズン残りに向けて最高のコンディションで戻ることが重要です。回復は順調に進んでおり、ル・マンでの復帰を目標にしています」
当初はリザーブライダーのポル・エスパルガロが代役を務める予定だったが、ヘレス直前に手を負傷したことで参戦が不可能となった。チームは複数の代替案を検討したものの、短期間で競争力のあるライダーを確保するのは困難と判断。最終的にスペインGPは1台体制で臨む決断を下した。これにより、エネア・バスティアニーニが単独でチームを代表して出場する。アメリカズGPではスプリントで3位表彰台を獲得しており、その勢いを維持したまま欧州ラウンド初戦に挑む。
ニコラス・ゴヨン(チームマネージャー)
「最も重要なのはマーベリックの回復です。今回のインターバルによってリハビリに集中でき、1戦の欠場で済む見込みが立っています。ル・マンでの復帰に向けて順調に進んでいるのは非常にポジティブです。また、ポルが負傷したことは残念ですが、彼はチームをよく理解しており、本来であれば非常に頼もしい存在でした。限られた時間の中で選択肢を検討しましたが、今回は1台を確実に走らせることに集中する判断を下しました」
ギュンター・シュタイナー(CEO)
「こうした状況は望んで起きるものではありませんが、現実として受け止める必要があります。マーベリックの回復、そしてポルの負傷と、計画は短期間で大きく変わりました。あらゆる可能性を検討しましたが、チームとプロジェクト全体にとって最善の判断を優先しました。エネアはオースティンで良い流れを掴んでおり、それが今週末の大きな強みになります」
ピット・バイラー(KTMモータースポーツディレクター)
「1台体制での参戦は簡単な決断ではありませんが、今回はこれが最も適切です。マーベリックには完全回復のための時間が必要であり、ポルの負傷によって最も自然な代替案も失われました。Tech3とともに慎重に検討を重ねた結果、競争力とプロジェクト全体を考慮した判断です。マーベリックの回復状況は良好であり、エネアがオースティンで示した進歩にも手応えを感じています」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







