デ・ウルフがMXGP初ホールショット エバーツは逆境から総合7位獲得 モトクロス世界選手権

2026年MXGPモトクロス世界選手権第5戦トレンティーノGPで、Nestaan Husqvarna Factory Racingは厳しいコンディションの中で確かな前進を示した。MXGPクラスではケイ・デ・ウルフがキャリア初のホールショットを記録し総合4位、MX2クラスではリアム・エバーツが逆境を乗り越え総合7位を獲得した。

ドロミテ山塊の麓に位置するチクラミーノ・サーキットは、タイトかつテクニカルなレイアウトに加え、週末序盤の降雨により難易度がさらに増した。

MX2のエバーツは予選5位から好調を維持。決勝第1ヒートでは終始4番手をキープし、ファステストラップも記録するなど表彰台争いに迫る走りを披露。そのまま4位でフィニッシュした。

しかし第2ヒートでは展開が一変。好スタートから3番手に浮上した直後に転倒し最後尾まで後退。それでも追い上げを見せ、周回遅れとの接触という不運もありながら9位まで回復。4-9のスコアで総合7位に入り、ランキング4位を維持した。

MXGPクラスのデ・ウルフは着実に進化を示した。第1ヒートはトップ10争いの中で2周目に転倒を喫したが、冷静に立て直して7位でフィニッシュ。

第2ヒートではスタートを決めてフォックス・ホールショットを獲得し、序盤ラップをリード。MXGPクラスでトップ争いを展開できるスピードを証明した。その後3番手に後退するも最後まで優勝争いに食らいつき、最終的に4位でフィニッシュ。表彰台まで1秒未満に迫る接戦を演じた。

7-4のリザルトで総合4位を獲得し、ランキングでも8位に浮上。7位との差を2ポイントに縮めた。

チームは今回の成果を足掛かりに、さらなる向上を狙う。シリーズは約1か月のインターバルに入り、次戦フランスGP(5月23日〜24日)で再開される。

ケイ・デ・ウルフ

「トレンティーノからは多くのポジティブな要素を得られたと感じています。第1ヒートは転倒が悔やまれますが、良い感触で争いの中にいただけに、7位まで戻れたことはポイント面で重要でした。第2ヒートではホールショットを決めて序盤をリードできたのは本当に良い感覚でした。自分たちにスピードがあり、毎週末進歩していることを示せたと思います。もちろん、ここまで前にいると4位以上を望みたくなりますが、トップグループと戦い続けられたことは今後につながります。このクラスで常に学んでおり、今週末は大きな自信になりました」

リアム・エバーツ

「全体的にとても良い感触でした。第2ヒートの転倒で大きくロスしてしまい、その後ラッパーとの接触もあって少し不運でしたが、最後尾から9位まで戻れた走りは非常に良かったと思います。第1ヒートは少しリズムを掴むのに苦労しましたが、メンタル面もフィジカル面も良好で、特に平日に乗れていない状況を考えると走りの内容にも満足しています。ペースも良く感触も良かっただけに結果に結びつかなかったのは残念ですが、こういうこともあります。今はこのレースを終えられて、しっかりケガから回復し、フランスで再び強く戻ってくることに集中したいです」