












2026年MXGP第4戦サルデーニャGPがリオラ・サルドで開催され、ドゥカティ勢は厳しいコンディションの中で課題と収穫の両面を得る週末となった。カルヴィン・フラーデレンはレース2でトップ10入りを果たし、フェルッチョ・ザンキはMX2クラス復帰戦でポテンシャルを示した。
サルデーニャ西海岸に位置するリオラ・サルドは、全長1,750メートルのサンドコース。大きなジャンプとテクニカルセクションが連続し、周回ごとに路面が変化する過酷なレイアウトとして知られる。近年は多くのチームがトレーニング拠点として使用し、世界選手権の定番開催地となっている。
カルヴィン・フラーデレンは、土曜の予選レースでリタイアした影響により最後尾グリッドからのスタートを強いられた。レース1では20番手以下から追い上げ、最終的に15位まで挽回。レース2ではスタートを改善しトップ10圏内で周回を重ねると、終盤までポジションを維持して10位でフィニッシュ。総合12位とし、トップ10にわずか1ポイント差まで迫った。
アンドレア・ボナコルシはレース1で好スタートを決め、序盤に12位から10位まで浮上。しかし9位争いの最中に電気系トラブルが発生し、リタイアを余儀なくされた。レース2では序盤7位につけるなど上位争いのペースを示したが、アルゼンチンでの負傷による長期離脱の影響もあり、終盤にかけて順位を落とし23位でレースを終えた。
ジェレミー・シーワーは厳しい週末となり、両レースでポイント獲得には至らなかった。
MX2クラスでは、フェルッチョ・ザンキが負傷離脱から復帰。デスモ250 MXでのデビューが遅れ、開幕3戦を欠場していたが、復帰戦となった今大会で存在感を示した。予選レースでは9位に入り、決勝でも好パフォーマンスを披露。レース1ではトップ10圏外から追い上げて9位に浮上したが、終盤にトラブルでリタイア。レース2では序盤から4番手につける走りを見せたが、7周目の転倒で順位を落とし、最終的に14位でフィニッシュした。
EMX250では、シモーネ・マンチーニが第3戦に参戦。予選15位から臨んだレース1ではスタート直後の転倒により最後尾付近まで後退するも、22位まで挽回した。レース2でも序盤にポジションを上げたが、前方のクラッシュに巻き込まれて転倒。大きな衝撃を受けたものの、検査の結果大きな負傷はなく、次戦トレンティーノへの出場が可能となった。
ドゥカティ勢にとってサルデーニャは課題の残る一戦となったが、各クラスでスピードと競争力の片鱗を示した。次戦はイタリア本土、アルコ・ディ・トレントでのトレンティーノGPが控える。
カルヴィン・フラーデレン
「週末を通して快適に走ることができず、プッシュする自信も持てませんでした。走り自体は悪くありませんが、スピードが足りません。レース2ではリアショックを変更し、改善を感じることができました。ポジティブな点ですし、諦めずに取り組み続けます。アルコでは万全の状態で臨みます」
アンドレア・ボナコルシ
「まずチームとスタッフに感謝したいです。今季で最も厳しいレースに復帰する形になりましたが、良い点も見えましたし、前方で戦える力があることも確認できました。ポジティブに捉えています。次はアルコ、その後は1カ月のインターバルがあります。その間に大きく改善し、本来の姿を見せられるはずです」
ジェレミー・シーワー
「非常に難しい週末でした。我々にとって最も厳しいコースの一つです。改善に向けて引き続き努力していきます」
フェルッチョ・ザンキ
「1カ月のブランク明けの初戦でしたが、全体として良い内容でした。決勝でも2ヒート目の途中までは常にトップ10圏内にいましたし、以前の状態を考えれば良い結果です。スピードも走りも良かったです。この週末はスタート地点として捉えています。2ヒート目は体力を使い切りましたが問題ありません。ここから少しずつ積み上げていきます」
シモーネ・マンチーニ
「厳しい週末でした。フリープラクティスでは悪くなく、予選も15番手と理想ではありませんが、良い感触とペースはありました。レース1ではスタートで出遅れ、2コーナーで転倒しましたが追い上げました。レース2でも出遅れましたがすぐに15位付近まで回復しました。その後、前のライダーのクラッシュを避けきれず転倒しました。一時的に呼吸が苦しくなりメディカルセンターで検査を受けましたが、幸い怪我はありませんでした。アルコで挽回します」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







