デサフィオ・ルタ40 ステージ4 シャレイナがステージ4制覇 Monster Energy Honda HRCがデサフィオ・ルタ40で表彰台独占

2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)第3戦デサフィオ・ルタ40は5月28日、ステージ4を迎えた。Monster Energy Honda HRCは圧倒的なパフォーマンスを見せ、トーシャ・シャレイナが優勝、リッキー・ブラベックが2位、スカイラー・ハウズが3位に入り、表彰台を独占した。

前日に山岳地帯へ入ったライダーたちは、この日も極限の高地に挑んだ。ルートはサン・ラファエルからサンフアンへ戻るもので、一部区間では標高3000mを超えた。選手たちは午前6時にビバークを出発し、251kmの厳しいリエゾンを経てスペシャルステージに入った。凍える寒さ、深い渓谷、テクニカルなトレイル、過酷な乾いた川床が待ち受け、最後は高速デザート区間で締めくくられた。

3番手スタートのシャレイナは、総合首位ダニエル・サンダースとの差を詰めるべく攻勢に出た。スペイン人ライダーは変化し続ける地形の中で素早くリズムをつかみ、前を走る2人を追い詰めた。ステージ後半にはブラベックから強いプレッシャーを受け、210km地点からはルートを切り開く難しい役割も担ったが、冷静さを失わず、今大会初のステージ優勝を獲得した。これで自身通算25回目の世界ラリーレイド選手権ステージ勝利となった。

総合争いでも大きな意味を持つ結果となった。シャレイナはサンダースとの差を半分に縮め、最終ステージを前に両者の差はわずか7分16秒となった。

ブラベックも前日に総合表彰台圏外へ後退した後、力強い走りを見せた。体調不良からの回復途上にありながら、アメリカ人ライダーは最後までシャレイナを追い続け、210km地点ではわずか14秒差につけた。最終的にはチームメイトから1分18秒差の2位でフィニッシュ。この結果により総合トップ3へ復帰し、4位ルチアーノ・ベナビデスに対して1分のリードを確保した。

ハウズは山岳区間で終始力強いペースを示し、45km地点ではシャレイナに12秒差をつけて一時ステージ首位に立った。テクニカルな地形でも確実なナビゲーションを維持し、勝者から3分10秒差の3位で今大会初のステージ表彰台を獲得した。総合では首位から18分19秒差の5位につける。

アドリアン・バン・ベバレンはHonda CRF450 RALLYのセットアップ調整を続けながら、ステージ7位でフィニッシュ。シャレイナから6分47秒差だった。フランス人ライダーは総合6位を維持し、首位から29分差となっているが、明日の最終ステージでは有利なスタート位置を生かしてステージ優勝を狙う。

デサフィオ・ルタ40最終日は、アルゼンチンの地で320kmのタイムドステージが待ち受ける。勝負は最後まで激しいものになる。

ルーベン・ファリア

「今日はサンフアンへ戻るステージで、私たちにとって本当に力強い一日でした。ルートは非常にテクニカルで、山岳トラック、高地セクション、乾いた川床、タイトで曲がりくねったトレイルがありました。

トーシャはステージ中盤あたりでルチアーノに追いつき、ステージ優勝を果たしました。彼は濃い砂塵の中で約40kmにわたってルチアーノの後ろを走り、抜く方法を探していましたが、実際にはチャンスがありませんでした。最終的に抜いた後はハードにプッシュし、2位に対してしっかりとしたギャップを築きました。

リッキーも非常に力強い走りでした。このような荒れた、バンピーで崩れた地形は彼のライディングスタイルに合っており、ステージを通して自信を持って走っているように見えました。結果は2位でした。

スカイラーもこうしたコンディションを好んでおり、3位で表彰台を完成させました。アドリアンは今日も少し苦戦し、7位でフィニッシュしました。

Monster Energy Honda HRCにとってステージ表彰台独占となりました。私たちは日々改善を続けていますし、チームのパフォーマンスにとても満足しています。」

リッキー・ブラベック

「今日は長い一日でした。このステージは2番目に長いステージだったので、今朝はとても早く起きました。今日は高地で、速いトラックが続きました。残り1日を前に貴重なタイムを取り戻せました。何ができるか見てみます。

全体としてラリーは順調です。2日前に体調を崩し、今はそれと戦いながら、できる限りの仕事をしています。」

スカイラー・ハウズ

「とてもダカールらしい一日でした。本当に身体的に厳しいステージでした。難しいノートやナビゲーションが多く、川床もあり、地形全体が水で壊されていました。崩れた雨裂や岩が多く、本当に体力を使いました。

今日はナビゲーションがうまくいきました。ただ、自分の走りは少し慎重すぎて、少し楽に走りすぎたようにも感じています。それでも全体としては素晴らしい一日でした。

残りはあと1日です。今日の疲れを感じているので、しっかり休んで、明日は最後にもう一度しっかりプッシュします。」

アドリアン・バン・ベバレン

「自分にとってはまた厳しい一日でした。改善しようとし、もっと良くしようとしました。正直に言えば、WRCスタイルのトラックでのライディングは楽しめました。その後、多くの川床があり、速く走ろうとしましたが、それでもまだ十分ではありませんでした。

バイクでは異なる仕様を試し、もっと自信を持てるように取り組みました。残りはあと1ステージなので、最後までベストを尽くします。」

トーシャ・シャレイナ

「良い一日でしたが、もっと速いピストを予想していました。序盤は本当に速く、すべてWRCスタイルのピストでした。その後、ようやくルチアーノに追いつき、給油からフィニッシュまでは自分が先頭でルートを開きながらプッシュしました。良いギャップを作れたと思います。

総合ではダニエルがまだ少し遠いですが、何が起こるか分かりません。今日は6分を取り戻したので、明日さらに何かできるかもしれません。」

ラリーGP ステージ4結果

1位 トーシャ・シャレイナ(Honda) 3時間37分48秒
2位 リッキー・ブラベック(Honda) +1分18秒
3位 スカイラー・ハウズ(Honda) +3分10秒
4位 ルチアーノ・ベナビデス(KTM) +5分35秒
5位 ロス・ブランチ(Hero) +6分17秒
6位 ダニエル・サンダース(KTM) +6分20秒
7位 アドリアン・バン・ベバレン(Honda) +6分47秒
8位 エドガー・カネット(KTM) +8分27秒
9位 ブラッドリー・コックス(Sherco) +11分14秒
10位 ホセ・イグナシオ・コルネホ・フロリモ(Hero) +16分33秒

ラリーGP 総合順位 ステージ4終了時

1位 ダニエル・サンダース(KTM) 13時間20分49秒
2位 トーシャ・シャレイナ(Honda) +7分16秒
3位 リッキー・ブラベック(Honda) +14分10秒
4位 ルチアーノ・ベナビデス(KTM) +15分12秒
5位 スカイラー・ハウズ(Honda) +18分19秒
6位 アドリアン・バン・ベバレン(Honda) +29分00秒
7位 エドガー・カネット(KTM) +33分28秒
8位 ロス・ブランチ(Hero) +38分25秒
9位 ブラッドリー・コックス(Sherco) +56分46秒
10位 ホセ・イグナシオ・コルネホ・フロリモ(Hero) +1時間05分54秒