ホルヘ・マルティンのアプリリア移籍を受けて、2025年のシートに関する話題が増えているため、現時点(2024/06/04 AM2:30)でわかっていることを整理しておこう。なお、マルク・マルケスがDucatiファクトリー入りする可能性はほぼ確実だが、現時点では公式発表はない。2025年以降の契約が決まっているライダーは、実は7名しかおらず、それぞれ以下に整理する。

2025年以降に契約が決まっているライダー7名

アプリリアレーシング

・ホルヘ・マルティン

KTMファクトリーレーシング

・ブラッド・ビンダー(2026年まで)
・ペドロ・アコスタ

Ducatiレノボチーム

・フランチェスコ・バニャイア(2026年まで)

モンスターエナジーヤマハMotoGP

・ファビオ・クアルタラロ(2026年まで)

レプソル・ホンダ

・ルカ・マリーニ(2025年まで)

LCRチームホンダ

・ヨハン・ザルコ(2025年まで)

ホルヘ・マルティン、アコスタについては複数年契約だとされるが、正確に何年間の契約を結んだのかについては情報がない。通常であれば2年契約と考えると、いずれも2026年までの契約と考えられる。アプリリアのマーべリック・ビニャーレスはインタビューで将来のオプションについては焦って決めるつもりはなく、今は目の前の結果に集中していくと語っているが、アプリリアに残留する可能性が高い。

Ducatiレノボチームについては、ホルヘ・マルティンを手放したことから考えるに、エネア・バスティアニーニ続投ではなくマルク・マルケスをフランチェスコ・バニャイアのチームメイトに据える最強の布陣となるだろう。ヤマハはアレックス・リンスは徐々に結果を出してきているが、将来の契約はまだ未定だ。

苦戦を続けるレプソル・ホンダはルカ・マリーニが2025年まで契約を結んでいる状況だが、結果があまりにも出ないことを考えると2024年内での契約破棄もあるのかと心配になってくるが、まともに完走出来たレースのほうが少ないジョアン・ミルについては、決勝レース中の噂話としては、今季限りで現役引退も検討していると噂されている。スズキをチャンピオンシップ優勝に導いた才能あるライダーだけに、なんとか踏ん張って欲しいところ。

LCRホンダはヨハン・ザルコのみが契約が決まっており、我らが日本人、中上 貴晶は現時点では来年の契約状況は未定だ。

(Photo courtesy of michelin)