ペッコとの一騎打ちを意識しつつ冷静さの重要性を強調

ホルヘ・マルティンは、マンダリカでの厳しい週末を振り返り、マルク・マルケスやエネア・バスティアニーニがDNFに終わる中、依然として彼らにもタイトル争いの可能性は残っているとしたが、現実的にはバニャイアとの直接対決に移行していく感覚を持っている。昨シーズンと比べ、自身が新しいライダーになったと感じているマルティンは、スピードこそ昨年の方があったものの、今年はより完全に近い状態でタイトル争いに臨んでいる。プレッシャーは昨年ほど感じていないものの、残り5戦で状況が変わる可能性もあるため、引き続き冷静にレースを楽しみたいと強調した。

ホルヘ・マルティン

「マンダリカは厳しい週末でした。土曜日に転倒して、マルク、エネアも日曜日にDNFとなりました。まだ5戦ありますから、彼らにもチャンスはないわけではありませんが厳しい状況でしょう。これからはペッコとの一騎打ちになりそうな感覚ですが、ペッコのような素晴らしいチャンピオン、マルク、そしてエネアとのバトルは本当に緊張感がある状況が続いています。」

「自分は引き続き勝利を狙っていきますし全力を尽くしていきます。昨年と比較すると新しいライダーになったと感じています。昨年は今よりもさらにスピードがあったようにも感じますが、今年はより完全な状態に近いと思います。昨年に引き続きこうしてタイトル争いをペッコと出来ていることは嬉しいですね。」

「昨年は素晴らしい走りが出来ていましたが、同様にミスもありました。今週末は天候が予想が尽きませんのでチャレンジングな状況です。今週末は雨が降ったとしてもベストを尽くしていきます。まだ5戦ありますから、あまりポイントやタイトルのことを考えても仕方ありません。」

「今年は昨年と比較するとあまりプレッシャーはありません。もちろんラウンドが進むごとに変わっていくと思いますけどね。メンタルサイドで大きく成長していると思いますが、今はライディングを楽しめています。昨年は悪夢も見ていましたけど、本当に今は状況を楽しんでいます。」

(Photo courtesy of michelin)