自己最高の金曜4番手
ジョアン・ミルは午前のセッションでは1分48秒293だったが、午後には1分46秒953までタイムを大きく更新。前年金曜の自己ベストをほぼ1秒も上回るパフォーマンスで、ホンダHRCとチームの努力の成果を証明した。総合4番手という結果は、ミルにとってホンダRC213Vで迎えた金曜日としては自己最高の成績だ。今季序盤から見せていたスピードとポテンシャルが、ついに結果となって現れた。2024年シーズン中盤以降、着実に積み重ねてきた改善がこの躍進につながっている。

ジョアン・ミル
「テレビでは最終結果だけが映し出されますが、ここ3戦は本当にこの順位にあと一歩というところまで来ていました。今日はついにそれをまとめることができました。ただ、テレビに映らない部分では本当に多くの作業をしてきました。リアグリップとリア全体のフィーリングを改善することができ、今回の結果は偶然でも驚きでもありません。」

「こうなることはわかっていました。今はすべてのピースが揃っており、それを組み立てるのが自分たちの仕事です。今日はその中でも良い部分を組み立てられました。このスタートを最大限に活かし、結果が求められる場面でベストな成績を出したいです。トップ5は現実的な目標だと考えており、しっかり狙っていきます。」
(Photo courtesy of HRC)