アメリカGP ベッツェッキが5連勝達成 アプリリアが連続ワンツー マルケスはペナルティ後に5位 MotoGP2026

ベッツェッキがCOTA優勝で5連勝

マルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)が圧巻の走りでアメリカズGPを制し、グランプリ5連勝を達成した。イタリア人ライダーとして5連勝は史上3人目。またシーズン開幕3連勝は2014年のマルク・マルケス以来となる快挙となった。2位にはホルヘ・マルティンが入り、アプリリアは2戦連続のワンツーフィニッシュ。3位にはペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)が続いた。

序盤の主導権争いと接触

スタートではアコスタがホールショットを奪い、ベッツェッキが2番手、さらにマルティンが3番手へ急浮上。序盤から激しい攻防が展開され、ターン11ではアコスタが膨らんだ隙を突いてベッツェッキがインを突く。両者は接触しフェアリングの一部が飛散する場面もあったが、ベッツェッキがトップを維持し、アコスタも素早く立て直した。後方ではファビオ・ディ・ジャンアントニオとマルク・マルケス、さらにフランチェスコ・バニャイアやジョアン・ミルを含む激しいポジション争いが展開された。

ベッツェッキが連続ラップリード新記録

ベッツェッキは序盤からラップリーダーを維持し続け、4周目に入る時点で近代MotoGPにおける連続ラップリードの新記録を樹立。2015年にホルヘ・ロレンソが記録した103周を更新し、104周へと到達した。

マルク・マルケスとミルにペナルティ

一方、マルク・マルケスはスプリントでのディ・ジャンアントニオとの接触によりロングラップペナルティを消化。その後ジョアン・ミルにもショートカットによるロングラップが科されたが、ミルはその後クラッシュを喫した。

マルティンがアコスタを攻略しアプリリア1-2

レース中盤、マルティンはアコスタ攻略を狙うも一度は阻まれ、ターン1で大きく乱れる場面もあった。それでも再び接近し、レース後半にアコスタを交わして2番手に浮上。これでアプリリアがワンツー体制を築いた。

小椋藍が猛追も無念のリタイア

後方では小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)が猛追を見せ、バニャイアやディ・ジャンアントニオを相次いで攻略。表彰台も狙えるペースの走行で、アプリリアワン・ツー・スリーが期待されたが、ギアトラブルと思われるマシントラブルにより失速し、リタイアを余儀なくされた。

終盤の5位争い

終盤はバニャイア、マルク・マルケス、エネア・バスティアニーニ、アレックス・マルケスによる激しい5位争いが展開。激しいオーバーテイク合戦の末、マルク・マルケスが5位を確保し、バスティアニーニが6位、アレックス・マルケスが7位となった。

レースはベッツェッキが最後までリードを守り切り、2位マルティンに1.7秒差をつけてフィニッシュ。連続ラップリード記録も121周まで伸ばした。これによりタイトル争いでもアプリリア勢が主導権を握る展開となっている。

4位はディ・ジャンアントニオでドゥカティ勢最上位。8位にはラウル・フェルナンデス、9位にはルカ・マリーニが入り、終盤に順位を落としたバニャイアはトップ10圏外に沈んだ。

ヨーロッパラウンド初戦へ

波乱のアメリカズGPを終え、MotoGPはヨーロッパラウンドへ移行。次戦スペインGP(ヘレス)での戦いに注目が集まる。