レクオナがクレモナで連勝 スーラが初表彰台 スーパーバイク世界選手権

イケル・レクオナ(Aruba.it Racing – Ducati)が、10周で争われたティソ・スーパーポールレースでチームメイトのニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)の追撃を退け、MOTUL FIM スーパーバイク世界選手権で自身初となる1ラウンド連勝を達成した。ブレガは日曜日のレース2でも2026年チャンピオンに輝くチャンスを残しており、アルベルト・スーラ(Motocorsa Racing)がWorldSBK初の表彰台を獲得したことも大きな喜びとなった。

レース展開:レクオナが首位堅守、ブレガは追いつけず

レース1と同様、レクオナはターン1でホールショットを奪い、チームメイトのブレガを従えた。アルベルト・スーラ(Motocorsa Racing)は3番手を守った。2台のファクトリー・ドゥカティの差は土曜日より縮まっており、レクオナがSCXタイヤを選択したのに対し、ブレガはSCQタイヤを選んだ。3周目、ブレガはターン11でブレーキング勝負を仕掛けて首位に立ったが、レクオナはすぐさまターン13で応戦し、トップを奪い返した。ブレガが仕掛けたオーバーテイクはこの1回のみで、その後はチームメイトから0.5秒ほど離されていった。レクオナは1ラウンドで2勝を挙げるのはキャリア初となる。ブレガの2位により、レース2でトップ5以内に入れば2026年タイトルを獲得できる。3位争いは最終盤まで続き、SCXタイヤを履くモンテッラが8周目のターン11で仕掛けたが、SCQタイヤのスーラがターン12・13で切り返し、初表彰台を目指して粘った。スーラはその後の攻撃も凌ぎ切り、WorldSBK初の表彰台を手にした。

バルニ・ドゥカティにも祝福

ヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)はスーラから0.3秒差の4位でフィニッシュし、レース2のセカンドローグリッドを確保した。モンテッラの獲得ポイントにより、Barni Spark Racing Teamは2026年インディペンデント・チームズ部門のタイトルを獲得した。サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)はスーラとモンテッラを追い続けたが、仕掛けるだけのペースがなく、最終的に5位でフィニッシュ。レース2では双子の兄弟アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)と並んでグリッドに並ぶ。アレックスはサムから1秒強遅れの6位だった。

サードローを確保した追い上げ

トミー・ブライドウェル(Superbike Advocates)は10番手から7番手まで順位を上げ、午後のレース2に向けてサードローグリッドを確保。ミゲル・オリヴェイラ(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が8位でその後ろに続いた。ジェイク・ディクソン(Honda HRC)も17番手から9位まで追い上げる見事なカムバックを見せ、レース2のサードロースタートを手にした。

序盤の転倒

ロレンツォ・バルダッサーリ(Team GoEleven)とギャレット・ガーロフ(Kawasaki WorldSBK Team)はトップ9フィニッシュを狙っていたが、バルダッサーリがガーロフのインに飛び込もうとしたターン7で2台が接触・転倒した。この件はFIM WorldSBKスチュワードが調査を行う予定だ。アルヴァロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)も2周目のターン6で転倒し、トップ9入りを逃した。

スーパーポールレース トップ9リザルト

  • イケル・レクオナ(Aruba.it Racing – Ducati)
  • ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)+2.005秒
  • アルベルト・スーラ(Motocorsa Racing)+5.314秒
  • ヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)+5.550秒
  • サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)+6.540秒
  • アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)+7.772秒
  • トミー・ブライドウェル(Superbikes Advocates)+9.386秒
  • ミゲル・オリヴェイラ(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)+11.197秒
  • ジェイク・ディクソン(Honda HRC)+13.294秒

ファステストラップ:ニコロ・ブレガ(Ducati)1分27秒783(新ラップレコード)