イギリスで行われたモーターサイクルライブ・ショーの中で、シュワンツがライディングしたRGV500を分解、そしてリビルドするというショーが行われました。こういう伝説のバイクがしっかりと愛されているのを見るのは嬉しいものです。

ケヴィン・シュワンツの1989年のペプシ・スズキ・RGV500が、先月イギリスのバーミンガムで行われたSuzuki GB(イギリススズキ)の毎年恒例の9日間連続のモーターサイクルライブ・ショーにおいて、分解、そして再度組み上げられた。

グランプリレースの象徴とも言えるこのマシンは完全に分解された後、チームクラシックスズキのチーフメカニックであるネイザン・コロンビによって注意深いレストアが施され、その後に組み立てられた。

1989年は疑いようもなく、シュワンツにとっては最高のシーズンだった。転倒によって世界タイトルを獲得することは出来なかったが、彼はシーズンの中で完走したレースにおいては優勝もしくは2位を獲得し、6度の優勝、3度の2位表彰台を獲得した。その後1993年にシュワンツは世界タイトルをスズキにもたらし、2000年にテキサス出身の彼は殿堂入りを果たした。

このRGVは元々はチームによって展示用のバイクとして保管されていた。しかし2015年に鈴鹿で開催されたSound of the Engineの際に、部分的にリビルドされていた。

ネイザン・コロンビ

「内部も外部も驚くほど素晴らしいコンディションでした。新しいベアリングとピストン、ナット、ボルト類を新品にして、ライブイベントの中でシャーシをリビルドしたんです。イベントの最中に、スズキ、そしてシュワンツのファン達と会話出来たのは本当に楽しかったですね。」

Suzuki Racing