オッシャースレーベン8時間耐久と同じくして開催されていたオッシャースレーベン4時間耐久レースにおいて、チーム・クラシックスズキが総合3位、クラス優勝を獲得しました。

チーム・クラシックスズキはドイツにおいてオッシャースレーベン4時間耐久レースの中で、Superbike Class3位入賞を果たした。なお、このイベントは世界耐久選手権と併催されていたイベントだ。他のスズキチームの助けもあり、SCERT(スズキ・クラシック・エンデュランス・レーシング・チーム)は予選9位を獲得。なおジョン・レイノルズ、ピート・ボアストの両名は同サーキットの走行は初。

BSBで3度のチャンピオン経験があるレイノルズがスタートライダーを務めたがスタートを失敗、9位から順位を落とした後に順位を回復しつつ1周目を12位で終える。そしてその後は順位を挙げていく展開となった。ボアストは2017年にチームクラシックスズキで刀をライディングしたことがあり、先月のドニントンではXR96で2位表彰台を獲得している。元ヨーロピアンフラットトラックチャンピオンの彼は刀を10位以内にまで運んだ。

レースが進むにつれ、レイノルズ、ボアストはライバルのリタイアなどにも助けられ、1時間後に3位い浮上した。レイノルドが最後の走りでボアストにバイクを預けた時点で4位との差は大きく、ボアストはそのまま3位でレースを終えた。チームはスーパーバイククラスではクラス優勝を遂げている。

ジョン・レイノルズ

「素晴らしい経験でしたが、厳しいレースでした。このサーキットをまず学習するところからだったので時間がかかりました。またバイクに改善も進めていて、コーナーエントリーを助けるためのシート高などを調節していました。レースではとにかくトラブルから身を置く走りでした。スタートは大失敗で、自分がまだバイクを押している時に他のチームは既にターン1に向かっている状態でした。その後は追い上げて、他のチームのミスもあり良い形で走行出来ました。2度フロントの大きなスライドがあって、エンジンケースが設置したりしたんですが、その後はレースをコントロールして総合3位、クラス優勝で完走出来ました。チームは本当に多大な努力をしてくれたので本当に嬉しいです。これはひとえに情熱ゆえです。いくつかの不運もありましたけど、嬉しいですし、ピートも素晴らしい走りをしてくれました。」

ピート・ボアスト

「チームにとって本当にものすごい週末でした。不運もありましたが、常にトップに戻ってきました。そして最後にこうして結果を出すことが出来ました。この問題がなくても、パドックの中の他のチームから色々助けてもらったんですが、これがこのパドックの素晴らしいことです。ジョンはファーストスティントで最高の走りをしてくれました。自分はただその流れに乗って走っていたって感じですね。まだトラックを学習している途中ですから、どんどんスピードが上がっていくと思っていたんです。ですから良い結果が得られるかと思っていましたし、皆が完走出来るわけではありませんからね。そして最終的に総合3位、クラス優勝を遂げることが出来ました。チームのためにも嬉しいですし、ジョンと一緒に走れて最高に嬉しいです。BSBで自分が12位、13位で走っているときに、彼は常に優勝した選手ですから。彼がどれだけ速いかというのはわかっていましたし、彼とレースを共に出来て、刀を表彰台に上げる事が出来て最高ですよ。」

ティム・デイビーズ スズキGB

「なんと言えばいいんでしょうか。レースの中で完全に運が好転してこうして素晴らしい結果を得られたように思います。ジョンとピートは素晴らしい仕事をやってのけました。戦略にそってこれを実行出来ました。ジョンも何度か転倒しそうになりましたし、セーフティーカーが入ったこともありました。ただ2人とも前に走り続けポジションを改善していきました。いくつかのトップチームもメカニカルな問題で苦戦しており、そこで順位を上げることも出来ました。ただこれこそが耐久レースです。メッツラー、Carl Cox Motorsport、Motul、SCERTにも感謝を捧げたいと思います。彼らなくしてこのレースは不可能でした。そして同時にチームの皆にも、B&B Motorcyclesのピート・リトルウッドにも感謝を捧げたいと思います。」



(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of suzuki-racing)