レプソルとホンダは契約を2年間延長し、来年2019年にはパートナーシップ開始から25周年を迎えることになります。今までもマルク・マルケス、ダニ・ペドロサというスペイン人ライダー2人体勢でしたが、来年はマルク・マルケス、ホルへ・ロレンソという最強のスペイン人同士の強力なチームが結成されます。

スペインの石油とガスの企業であるレプソルと日本のホンダはその契約を2020年まで延長。これはモーターサイクルレーシングの歴史においても最も成功したパートナーシップとなります。レプソルとホンダはMotoGPにおける契約をさらに2年間延長。この2社の技術的コラボレーションは、2019年に25周年を迎えます。

レプソルとホンダが初めて協力関係をスタートしたのは1995年で、来年にこの協力関係はモーターサイクルレーシングの世界で四半世紀を迎えます。2社は協力して今までに13度の世界選手権優勝を最高峰クラスで達成、163勝しており、直近の勝利は先日のオランダGPでマルク・マルケスが達成しています。

レプソルのエグゼクティブマナージングディレクター、チェアマンズオフィスのBegoña Elicesと、HRC社長の野村欣滋は、今回の契約延長に合意。これによりレプソルはホンダファクトリーチームのMotoGPにおけるメインスポンサーを継続し、素晴らしい技術を採用したプロトタイプ車両に使用される燃料と潤滑油を供給します。これにより両社の製品と技術が、それぞれの技術革新に役立てられます。

2019年シーズンは現在のMotoGPクラスチャンピオンであるマルケスとホルへ・ロレンソがチームメイトとなります。この2人は過去8つのMotoGPタイトルを7つ獲得しており、唯一の例外はケーシー・ストーナーがレプソルホンダで獲得した2011年のタイトルとなります。

レプソルとホンダのスポンサーシップはこのスポーツの上での協力関係を超え、ホンダの埼玉県にある研究所、レプソルのMóstolesにあるテクノロジーセンターの協力関係に結びついています。

この長く続く2社のグローバル企業の協力関係は、両社が常に困難に打ち勝ち、常に最高を求めていることを示しています。レプソルとホンダは、バイクとライダー、燃料と潤滑油のコンビネーションによって勝利の方程式を作ってきました。

1990年代に2社の協力関係は2ストロークエンジンと燃料の開発に関してスタートし、世界最高峰の4ストロークエンジンと燃料の開発へと移っていったのです。そしてレプソルホンダチームは1995年以降、実に半分以上の最高峰クラスのタイトルを獲得してきました。さらにレプソルとホンダのコラボレーションは2002年にチームチャンピオンシップが創設されて以降、7度このチャンピオンシップで優勝。ミック・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、バレンティーノ・ロッシ、ニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナー、ダニ・ペドロサ、マルク・マルケスなどの手によって、500ccとMotoGPを合わせて、163勝、419回の表彰台を獲得してきました。

MotoGPで最も認知されているレプソルホンダのカラーリングも同様に、2019年に25周年を迎えます。そしてこれはレプソルがスポーツのスポンサーを開始してから丁度50週年を迎えるのと時を同じくしているです。

HRC社長 野村欣滋

「レプソルと2年間契約を延長出来たことを嬉しく思います。来シーズンは25周年を迎えるわけで、これはMotoGPにおいて最も長く成功を収め、我々に大いなる喜びと誇りを与えてくれた協力関係だと言えるでしょう。今までに急速な技術革新、今までに無いほどのレベルによるレース、世界規模での既存、そして新規市場でのMotoGPの人気拡大など素晴らしいチャレンジに共に立ち向かってきました。そして急速な進化を遂げているのはファンとのコミュニケーションの仕方もそうです。この素晴らしい冒険を共に進んでいきたいと思いますし、今まで同様の精神と目標を持って、さらなる成功をおさめたいと思います。」

レプソル エグゼクティブマナージングディレクター Begoña Elices

「ホンダとの協力関係を延長出来たことを非常に嬉しく思います。これは来年25周年を迎え、単なるスポーツ上の協力関係を超えています。今後数年に渡り、我々は自動車産業における新しい技術革新、新製品のテストを行っていきますが、もちろん大いなる努力、改善、チームのコミットメントから、スポーツ面における素晴らしい成功も期待しています。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)