MotoGPクラスの決勝結果です。ホールショットを奪ったのはアンドレア・ドヴィツィオーゾで、その後にマルク・マルケスが続きます。しかしターン4でロレンソが一気にトップに出てレースをリードする展開になります。しかし2周目に既にマルケスがトップに出て、12周目には2位のロレンソに対して1秒近いギャップを作って走行します。

このままマルケスが逃げ切るのかと思えたレース後半に、ロレンソがジリジリとマルケスを追い上げ、周回を重ねるごとにその差を詰めていき、同じくアンドレア・ドヴィツィオーゾもこれに続いて追い上げていきます。そして残り10周の段階でロレンソがマルケスをブレーキングで抜きます。そしてドヴィツィオーゾはこの時ブレーキングミスをし、マルケスに追突しそうになったのを避けて大きくタイムを落とします。

残り3周となった時点ターン3でロレンソがブレーキングでミスをしたことでマルケスが一時トップになりますが、ターン9ですぐさまマルケスを抜き返します。しかしその後のターン13でマルケスがロレンソをブロックパスしますが、再びロレンソがマルケスを抜き返します。

激しいバトルのまま迎えた最終ラップのターン3でマルケスが再びロレンソにブロックパスを仕掛けますが、ロレンソはインではなくアウトのラインを選び、立ち上がりで十分に加速してマルケスを引き離します。ロレンソはそのまま僅かなリードを維持して今年3勝目を飾りました。

3位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、4位カル・クラッチロー、5位ダニロ・ペトルッチ、6位バレンティーノ・ロッシ、7位ダニ・ペドロサ、8位アレックス・リンス、9位ヨハン・ザルコ、10位アルヴァロ・バウティスタとなりました。

これでロレンソはチャンピオンシップ3位となり、マルケスはこれでチャンピオンシップのリードを59ポイントに広げました。