インターモトにおいてインディアン・モーターサイクルは新型となるインディアンFTR1200を発表しました。アメリカンフラットトラックシリーズで高い戦闘力を誇っているレーサーであるFTR750をベースとする車両で、インディアンにとってはクルーザーモデル以外のラインナップとしては初めての車両となります。

元々発表されるという噂があったFTR1200コンセプトに非常に近い状態での市販モデルの登場となりFTR1200とスポーツ性能を高めたFTR1200 Sのラインナップとなります。


搭載されているエンジンは完全新型となる1203ccの60度狭角の水冷Vです。圧縮比は12.5:1となり、既存のクルーザー用エンジンと異なるクランクシャフトを使用、ボア径が拡大されています。エンジンの最高出力は120馬力で、最大トルクは85lbs・ftで、トランスミッションは6速でスリップアシストクラッチを採用しています。シャーシとスイングアームはチューブラスチールとなりタイヤはフロントに19インチ、リアに18インチを採用。タイヤはダンロップのDT3-Rを採用します。

FTR1200のライディングモードは3つ(スポーツ/スタンダード/レイン)でボッシュ製コーナリングABSを搭載し、慣性計測ユニットIMUベースのトラクションコントロールを採用しています。ディスプレイは4.3インチのTFTカラータッチパネル式となり、Sモデルはザックス製フルアジャスタブルサスペンションを採用しています。

スタンダードモデルはアナログスピードメーターを採用し、スタンダードABS、フロントサスペンションに調整機構はありません。車重は221kgとなります。シート下にある燃料タンクの容量は12.8Lで、両モデル共にLEDライトを採用。ブレーキキャリパーは両モデル共にブレンボ製M4キャリオパーで320mmダブルディスクを採用。

(Source: Indian)

(Photo courtesy of Indian)