世界耐久選手権第2戦、ル・マン24時間耐久レースでYARTヤマハとのバトルを制して見事優勝を飾ったGMT94ヤマハのライダー3名のコメントをご紹介します。

デビッド・チェカ

「こんな形で24時間レースを終えることが出来るとは思っていませんでした。YARTチームにはおめでとうと伝えたいですね。彼らはスーパーバイクレースを24時間続けました。これはとてつもない事です。ニッコロの体調が優れないのがわかり、リズムもよく後半に疲れをためたくないのもあり、朝まで走ろうと決めたんです。そして朝になってからプッシュしようと決めました。良い走りをしていたんですが、ガレージでタイムを失ってしまいました。最終的にはなんとかコントロールして走りきる事が出来ましたが、自分にとっては今回は本当に凄いレースでした。けして諦めませんでしたし、R1は速くしっかりと機能してくれました。他のバイクよりも12周もリードしてレースを終えられたということは、このバイクの性能、そしてダンロップの性能を表していると言えるでしょう。」

マイク・ディ・メッリオ

「このレースは本当に信じられないもので、YARTとの大接戦でしたね。ラップタイムも非常に接近していてニッコロが風邪だったのもあり、デビッドとレースを終える形になりました。短い休憩の中でいかに食事を取ってマッサージを受けるのかというフィジカル面を考えた時に心配でしたが、なんとか良い走りをして素晴らしいペースで1位になりました。野左根の後ろにいる時には100%で走りました。まるで予選走行のような感じでしたが、これが32周も続いたんですよ!」

ニッコロ・カネパ

「最終的な結果には本当に嬉しく思っています。24時間レースで優勝するというのは本当に信じられません。これが自分にとっては初めての24時間レースですからね。風邪を引いてしまい、一晩中熱が出ていたので、全てのスティントの相応が厳しいものでした。YARTとの差は本当に僅かだったので、夜の間にずっとプッシュする必要がありました。朝の9時にストップする決断をしましたが、チームメイト達が本当に素晴らしい仕事をして優勝をもたらしてくれました。彼らとチームに心からありがとうと伝えたいですね。本当に彼らの仕事は素晴らしいものでしたし、今日は自分にとって最高の日になりました。」

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