チャンピオンシップでのリードを考えると、そろそろ完走を最重要目標としてクレイジーな事をしないほうが良いと語るマルケス。既にドヴィツィオーゾとの差は十分に広がっているため、残りのレースは無理に優勝を狙わずに表彰台獲得でも十分だろう。
マルク・マルケス
「過去2戦、それから最終コーナーはベストと言える形ではなかったですけど、シルバーストーンは通常ホンダが苦戦するサーキットなのでトップで走行出来たのは嬉しいです。ミサノテストでは色々な内容をテストしましたが、皆のペースは昨年と比較してそこまで速くありませんでした。ただ自分達も良い位置で走行は出来ています。]
「特にヤマハライダーのスピードがありますが、ドヴィツィオーゾも体調は100%ではないにせよスピードがあるでしょうし昨年の優勝ライダーでもあります。チャンピオンシップにおけるポイント差は大きくなりましたから、そろそろレースをしっかりと完走することに意識を集中していったほうがいいかもしれませんね。」
「このトラックでコンスタントに走るのが難しいんです。いくつかのハードブレーキングポイントもありますし、セクター3は高速セクションで常にここでコンスタントに走行するのは難しいんです。とは言え好きなトラックですし、テストで使用した新しい内容を明日から確認することになるでしょう。」
「今の自分達の内容からするとクレイジーなことをする必要はありません。ベストを尽くして持てる力を出し切り、ポイントを獲得していくことが重要です。」
「レースで優勝して獲得する25ポイントはイタリアであってもスペインであっても変わりません。ヘルメットを被って走り出せば、それがどこのトラックであったかということは気にしないものです。今後20戦になってもスペインの年間レース数は変わりません。多いという人もいますが、多くのスペイン人選手は年間4戦ではなくて5戦でもいいと思っていると思いますよ。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)