カル・クラッチローによると、常にブレーキングでプッシュし続けないと安定感がないというホンダの癖は変わっておらず、2020年型のシャーシについては、レースウィークエンドで評価するには時間が足りないという。休む箇所が無いヘレスにおいては、暑い気温の中で常にプッシュし続けるのは容易ではないはずだ。
カル・クラッチロー

フロントのフィーリングがクリティカル

カル・クラッチロー

「水曜は少し異なる2020年型シャーシを試しましたが、これは使用しないことにしました。このシャーシについて評価するのはレースウィークではないほうが良いと感じたんです。今乗っているのは、基本的には2019年型にエンジンと電制のアップデートを加えたものです。しかしシャーシ等についてはほぼ2019年型です。悪くはないですが、もう少しなにか新しさは欲しいところです。」
カル・クラッチロー
「自分もマルク同様にターン2で転倒しそうになりました。マルクはセーブしようとしてリーンを続けましたけど、自分はブレーキを離してコケない事を祈り、そして無事でした。ここは相変わらずホンダのバイクという部分で、フロントが実にクリティカルなんです。コーナーにコンパクトに進入出来るのはホンダの強みですが、プッシュし続けないと転倒するという癖があるんです。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)

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