テルエルGPではハードフロントタイヤを履いていたアレックス・マルケスは、転倒の原因をミスだと語る。後半に追い上げが期待されていただけに残念な転倒だったが、テルエルGPのミスから学んで、次回に活かしていきたいと語る。
アレックス・マルケス

あの転倒は完全なミス

アレックス・マルケス

「ハードフロントタイヤを今回使用していましたが、これ自体が転倒の原因というわけではありません。ハードとは言ってもタイヤ右サイドはミディアムと同じコンパウンドです。違いはタイヤの左側ですからね。ですからあの転倒は完全に自分のミスです。コーナー進入速度がわずかばかり速く、フロントが切れ込んでしまいました。明らかなミスですから特にデータもみていません。」

「ザルコと戦ったあとにジョアン・ミルに追いつこうとしていたところでしたから、チームには申し訳ないと謝罪しました。行けると思っていたんですが、ミスをしてしまったわけです。いずれにせよ、バイクへの自信はありましたし、リズムも最高でした。マルクのアドバイスも役に立っています。マルクはアグレッシブなライダーですし、常にオーバーテイクを狙っていますから。」

「今回フランコとリンスはあまりにも先行していましたから、現実的に考えるとミルに追いついて表彰台争いをする事が出来ればと思っていました。前の3人はまるでミスをしませんでしたよね。ただ、ポイント獲得のために走るよりも、表彰台を狙ってミスをするほうがポジティブです。このミスから学び、この先に活かしていくことが必要です。」

「今回の3連戦は最高の内容でした。10番手スタートから表彰台争いが出来ましたし、この先のバレンシアで走るのが待ち遠しいです。次回もまたトップ10を狙っていきます。全てのトラックで表彰台争いが出来る状況ではありませんから。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)