Ducatiの新型V4スーパーバイクのスパイショットが撮られたとして話題になっています。外観に関しては今のところパニガーレのダミーカウルを使用しているのかもしれません。果たして今年のEICMAに登場するかどうかは定かではありませんが、期待しましょう。

Ducatiの2気筒スーパーバイクに終焉をもたらす、V4スーパーバイクのスパイショットが撮られている。これはDucatiのボローニャ工場のテストエリアで撮影されたもので、この車両は2018年モデルとして市販が予定されている。DucatiのMotoGPチームがV4エンジンを使用していることから、同様の90度V4エンジンとなり、デスモドローミック機構を搭載するだろう。エキゾチックなデスモセディチRRの86mmというワイドボアだった。これは現行のFIMのレギュレーションである81mmよりもかなり大きく、もし48.5mmのストロークが81mmボアに採用された場合、エンジンの排気量はぴったり1000ccになる。

ワールドスーパーバイクがVツインのDucatiなしになるというのは想像が難しい。Ducatiの赤いVツインマシンは1990年から勝利を続けているのだ。だが、Ducatiは2011年にカルロス・チェカが1098Rでタイトルを獲得した後はタイトルから遠ざかっている。これはDucatiにとってはチャンピオンシップが始まって以来、最もタイトル獲得からの時間が開いていることとなる。

Ducatiは2018年もパニガーレでレースをするとしている。そのため、このV4スーパーバイクの開発には2019年のシーズン開幕までもう少し時間的な猶予が与えられることとなる。

このV4スーパーバイクは今年の秋には市販モデルとして登場するだろうし、ミラノショー(EICMA)にも出展が予想される。Ducatiにお決まりの手法として、ベースモデル、ハイエンドコンポーネントや電子サスペンション、軽量ホイールを装着したバージョンが用意されるだろう。また、どのモデルにもトラクションコントロール、ABS、TFT液晶が装備されるだろう。

現行の1299パニガーレの一番安いモデルが$20,000からスタートすることを考えると、それ以上の価格となるだろう。またSバーションはさらに$5000アップとなるため、価格としては$22,000から$27,000といったところだろうか。Rモデルは恐らく2019年の登場で、価格は恐らく$45,000以下となると思われる。というのも、ワールドスーパーバイクのベース車両としては、その価格が€40,000を超えてはいけないというルールがあるためだ。

(Photo courtesy of motorcycle.com)

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