カワサキの両ライダーは新型パーツのテスト、セッティング作業を進め、カワサキのエンジニア達は2022年に向けた開発を進めることになる。ヘレスの天候、コンディションは良好でカワサキの両ライダーはしっかりテストプログラムを進める事が出来た。テスト3日間のうち、ライダー達が走行したのは15日と17日、中1日はライダー達は休息をとり、エンジニア達はテストアイテムの評価などを行なっている。

テストの目的はレースタイヤでのパフォーマンスを改善することで、チームがセットアップを変えたバイクで、レイは金曜日に素晴らしいタイムを記録している。ロウズは手首の調子が万全では無いものの、ポジティブなタイムを記録。彼自身も意外なほどに手首が回復していたようで、開幕までには万全の状態にしてレースに挑むことを目指していく。次回のテストは1月末にヘレスで開催が予定されており、チームは短い冬休みを迎えることになる。
カワサキレーシングチーム 2022年に向けてヘレステストを完了[adchord]

ジョナサン・レイ

「今回の2日間のテストは良かったですね。初日にテスト、中1日にメカニックの作業時とし、最終日に再度走行をしました。多くの情報を得ることが出来ましたし、チームとShowa、カワサキの賢明な作業には感謝していますし、予定していた内容は全てテストする事が出来ました。」
カワサキレーシングチーム 2022年に向けてヘレステストを完了カワサキレーシングチーム 2022年に向けてヘレステストを完了[adchord]
「この後はテストで発見した内容に関しての作業を続けます。1月末に再びテストがありますから、そこに向けて改善を進め、新しいアイテムを再度評価したいと思います。天気は安定していてしっかりと時間を使って走行が出来ました。正直なところバイクから長く離れていましたし多くの作業があったので大変ではありました。この後はクリスマスに向けて家に帰って家族と過ごしたいと思います。来年1月のテストに向けてトレーニングも始めますが、それまでは家族とゆっくりと過ごしたいですね。」
カワサキレーシングチーム 2022年に向けてヘレステストを完了

アレックス・ロウズ

「自分にとってポジティブなテストでした。金曜日は素晴らしい1日でテストアイテムを複数テストしました。
もちろん、体調は100%ではないのでラップタイムが良かったのは大きな驚きです。これでクリスマスを楽しむことが出来ると思いますし、エンジニアに色々とフィードバックしたことで1月がまた楽しみです。」

「肩や手首の状態を確認出来たのも良かったですね。先は長いものの、カワサキやチーム全体が少しずつ前進出来ていると確認出来ました。長いシーズンを終えて良い形でテストが出来ました。今年は怪我もあって自分のポテンシャルをフルに発揮出来なかったと思います。」

「クリスマスと年末年始でリセットして、2022年に挑みたいですね。今年はチームの皆、ホスピタリティスタッフ、トラックドライバー、メカニック皆にとって長いシーズンでした。とにかく皆に感謝したいですね。来年また会えるのを楽しみにしています。」

(Source: KRT)

(Photo courtesy of KRT)