2022年からの新ライダーであるイケル・レクオーナとシャビ・ビエルヘと共に、チームHRCの新しいFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)シーズンがスペインのヘレスで始まった。イケル・レクオーナはテストの中で転倒し、左手小指を骨折している。
2022年に向けた準備という意味では、HRC内で昨年から継続参戦するライダーがいないこと、2022年に向けた開発が実際のライダーで行えていない現状があるため、ライバルと比較して出遅れた状態ではある。
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2人ともすぐに馴染んでくれたと思う
チームマネージャーレオン・キャミア
「イケルとシャビの両選手はマシンとチームにすぐ馴染んでくれました。2人のモチベーションが高いことが伝わってきますね。ラップタイム自体もすぐに良いタイムが出ていました。しかしラップタイム自体は目標としていませんしプッシュしていたわけでもありません。」
「今回のテストの目標はライダー達のバイクの理解、タイヤの理解を深めることです。 これが電子制御を使用する上で、最も初期の段階では重要な内容ですからね。 ライダーたちのコメントは 我々のバイクに対する理解と同様です。 彼らにとってはじめてのテストであることを考えると、2人のコメントが共通しているのは興味深いことだと言えるでしょう。」
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テストは今年のバイクを使用しています。まずはライダーたちに今年のバイクを理解してもらい、 その上で来年に向けたアップデート部分を評価してもらうことができるでしょう。 テストにおけるコンディションが非常に良かったので、イケル・レクオーナが テストを途中で切り上げる形になりましたが、彼も良いコンディションの中でしっかりとテストができていました。」
「両ライダーについてはさらにバイクで走行する時間が必要ですが、その中で経験を深めてもらえればと思っています。今はまだ学習のプロセスですが、全体的に良い形で作業が進んでいますね。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of HRC)