MotoGP2021サンマリノGP 優勝フランチェスコ・バニャイア「序盤に飛ばせるだけ飛ばした」DucatiのファクトリーチームであるDucati・レノボ・チームは、1月28日に2022年のチーム体制を発表する。ライダーはフランチェスコ・バニャイア、そしてジャック・ミラーだ。当日はウェブサイト、そしてソーシャルメディアにおいてチーム体制発表は中継で放送されることになる。

1月末は31日から2月2日にかけてマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにおいてMotoGPのシェイクダウンテストが開催され、2月5日から2月6日にかけてはセパンテストが開催され、2月11日から13日にかけては、インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットにてテストが行われる。

チーム体制発表としては2月2日にPramacレーシング、2月4日にモンスターエナジー・ヤマハ、チーム・スズキエクスター(Team SUZUKI ECSTAR)、2月8日にレプソルホンダの体制発表が行われることが決定している。[adchord]

Ducatiファクトリーは1月28日にチーム体制発表

Ducatiファクトリーは昨年はチームタイトル、コンストラクターズタイトルの2冠を獲得しており、名実ともにグリッド上で最も戦闘力の高いメーカーであると言っても過言ではない。

何よりもストレートスピード、加速力の強さが特徴で、これによってライダーやバイクに負担をかけずにライバルと戦うことが出来るのが有利と言える。[adchord]バレンシアGP 初日総合1位ジャック・ミラー「今週末の天候については心配していない」

ストレート区間はサーキットにおいてライダーが唯一体を休めることが出来る区間とも言え、ブレーキングやコーナリングなど、無理をすると転倒の可能性が高くなる区間でオーバーテイクをしかける必要性が少なくなるメリットは大きい。

また、ロングストレートが特徴的なサーキットでは、サーキットの特性自体がこれらの優位点を際立たせるという側面もある。今まではコーナリングが苦手なバイクという印象が強かったが、車体の作りが徐々にコーナリングも許容するようになってきたことも強みになりつつある。

加えて常にMotoGPの世界にウイングレット、サラダボックス(マスダンパー?)、スプーン、リアライドハイトデバイスなど革新的な機構を持ち込んで来たDucatiだけに、2022年も何らかの新デバイスを投入するのは間違いない。[adchord]MotoGP2021イギリスGP 4位ジャック・ミラー「オーバーテイクに時間がかかった」

高い完成度を誇るDucati相手に、ヤマハ、ホンダ、スズキ、そしてその他の海外メーカーがどう立ち向かうのか注目したい。

(Photo courtesy of michelin, Ducati)