最終戦バレンシア ドゥカティ・レノボ・チーム記録づくめのシーズンをバレンシアで締めくくり

2025年のMotoGPシーズンが、スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでクライマックスを迎える。トリプルクラウン(ライダー、コンストラクター、チームタイトル)を制したドゥカティ・レノボ・チームにとって、輝かしい一年の最終章となる。昨年の洪水被害から1年。レースが戻ってきたこの地は、ドゥカティにとって縁起の良い場所だ。過去には5度の勝利を飾っており、2006年のトロイ・ベイリスの伝説的な勝利を皮切りに、ケーシー・ストーナー(2008年)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(2018年)、フランチェスコ・バニャイア(2021年、2023年)が勝利を挙げてきた。

バニャイアは“課題の年”を振り返る

「厳しいシーズンが終わろうとしています。いくつかのレースでは本当に苦しみましたし、成果を出すのが難しかった。でも、ハードワークは欠かさずに続けてきました。この最終戦と火曜日のテストを最大限に活かして、競争力と一貫性を取り戻すための準備をしていきます」

ブレガ、MotoGPマシンへの順応を継続

「また走れることが嬉しいです。ポルトガルでの週末の内容を落ち着いて振り返る時間が取れたので、それを踏まえてバレンシアではもう少し快適に走れると思います。自信を深めるためにもできるだけ多くの距離を走って、自分自身の動きも自動化できるようにしていきたいですね」