テック3KTMファクトリーレーシングはKTMのバイクで戦い始めて4年目のシーズンとなる。エルベ・ポンシャラル率いるチームに加入するのはMoto2チャンピオンのレミー・ガードナー、そしてラウル・フェルナンデスだ。昨年はダニーロ・ペトルッチ、イケル・レクオーナの布陣だったが、今年はMoto2からルーキー2人を呼び込んで全く新しい体制でのスタートとなる。
ライダー2人の加入タイミングや発表のタイミングなどは物議を醸したが、それだけKTMが貪欲に結果を追っている証拠とも言える。逆に言うとMoto2で活躍した2人とは言え、いつまでも成果が出ないと後がいくらでも引かれていると言う事でもある。[adchord]
MotoGPではフィジカルが重要
ラウル・フェルナンデス
「初めてのMotoGPのシーズンを迎えられるのが嬉しいです。3年前はまだMoto3に参戦していて、今年からMotoGPです。MotoGPバイクは非常にパワフルなので、今年は冬の間に筋肉をしっかりと付けて強くなろうと努力してきました。」
「ブレーキングも異なっていてフィジカル面での強さが必要です。モトクロスやロードバイクのトレーニング、サイクリング、ランニングを行い、準備を整えてきました。今シーズンは1つ1つのレースで前進して、レースを楽しむことだと思っています。」[adchord]
バイクの理解を深めていきたい
レミー・ガードナー
「MotoGPクラスでの初シーズンが楽しみです。これはすべてのライダーにとっての夢ですから、スタートが待ちきれません。2021年に開催されたテストは励みになるもので、自分を向上させてバイクの理解を深めていきたいと思います。」[adchord]
「今年はテック3 KTM ファクトリーレーシングの皆と共に戦っていきますが、今年は長く面白い一年になりそうです。簡単なことばかりではないと思いますが、クレイジーになりすぎず、最高の結果を出すために、プッシュとトライを続けて、最大限に力を発揮していきたいと思います。」
エルベ・ポンシャラル チーム代表
「新しいシーズンが始まる時はいつも緊張しますし、エキサイティングでエモーショナルなものです。2022年はレミー・ガードナー、ラウル・フェルナンデスを迎えるスペシャルな1年となります。彼らは昨年Moto2でランキング1と2を獲得しています。すでに2022年に向けて多くの作業を終えています。」[adchord]
「バイクそして組織についてもしっかりとした組織を作り上げました。今はとにかくスタートが待ち遠しい気持ちです。2人の時と共に進んで行きますが、2人が優勝する事は期待していません。メインターゲットはルーキーオブザイヤーを獲得すること。そしてトップ10、トップ5も狙えるかもしれません。才能豊かな2人が揃っていますから目標は高くいきたいと思います。過去数年間でルーキーが表彰台を獲得することがありましたから、今度は私たちの番です。」
（Source: KTM）
（Photo courtesy of KTM）