KTMは来年GASGASと合わせて4台のRC16を走らせる。ファクトリーチームは継続のブラッド・ビンダー、そしてDucatiから移籍のジャック・ミラー、GASGASにはRC16の開発から関わったポル・エスパルガロ、そしてルーキーのアウグスト・フェルナンデスだ。ミラーが次回のセパンテストでどこまでバイクに慣れることが出来るか、近年はルーキー潰しと言える状況になってきているKTMのバイクで、フェルナンデスがスピードを発揮出来るか注目したい。[adchord]

フランチェスコ・グイドッティ

「1日のテストでジャック、ブラッド、ポルは多くの作業を行いました。アウグストはルーキーですから、バイクに慣れることが主な目的でした。ブラッドはバイクを知る唯一の選手なので、23年型と22年型のハイブリッド、23年型との比較などを行っていました。」

「ジャックとポルは2023年型で作業を進めていましたね。3者3様のテストを行っています。2022年と2023年の主な違いはシャーシ、エンジン、電子制御など複数に及びます。エアロパッケージも含めて新しくなっていますね。まだこれから進めて行く必要があります。」

「ポルは彼が2年前からの継続なので、すぐにバイクに対して快適に感じて走行しているようです。ジャックは落ち着いて作業を進めている状態です。ジャックは異なるバイクで走っていましたから、これから慣れて行く必要があります。アウグストはMotoGPバイクを初めてライディングするわけですから、彼にはとにかく楽しむようにと伝えました。」

「たった1日のテストではルーキーが何かをテストするのは難しいですから。彼は冬休みの間にフィジカルのトレーニングをしたり、頭で色々と考える必要がありますね。冬休みについては多くの作業が必要です。風洞試験も行いますし、11月、12月に1回ずつテストを予定していますし、テストライダーのミカ・カリオ、ダニ・ペドロサが活躍してくれるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)