バレンシアで1日の2023年プレシーズンテストを終えたホンダ陣営。マルク・マルケスは「このバイクではチャンピオンシップ争いは出来ない」と語り、新たにスズキから加入したジョアン・ミル、アレックス・リンスはRC213Vの特性を理解することに終始している。プーチ自身も新しいプロトタイプは期待していたような性能を発揮していないと語っており、2月のセパンテストまでの間にどこまで改善作業を進めることが出来るかで来年のホンダの活躍が決まる。[adchord]

さらなる前進を期待していた

アルベルト・プーチ

「プロトタイプマシンをバレンシアでテストしていますが、内容は我々が期待していたものではありませんでした。さらに前進していることを期待していましたが、実際はそうではありませんでした。」

「ミサノから作業は続けているものの、望んでいたような性能を新型バイクは発揮出来ていない状況です。現時点で使用しているシャーシについては引き続きの作業が必要で、さらに前進していく必要があります。」

「ジョアン・ミル、アレックス・リンスのコメントも 聞いていますが、彼らが今まで乗っていたバイクとは大きく異なると聞いています。 彼らにとっては今まで乗っていたバイクの方が乗りやすいのは当然で、ここからホンダのバイクに努めていく必要があるでしょう。」

「いずれにしても我々が求めている方向に進化が進めば、 彼らにとっても乗りやすくなるはずです。 改善が必要な点についてピンポイントで語る事は難しいです。 シャーシパワーと大きく関連があり、ハンドリングはエアロに影響されます。

(Photo courtesy of michelin)