2023年初めての予選はQ1でマルク・マルケスがオールタイムラップレコードを記録してQ2に進出した後、Q2ではジャック・ミラー、フランチェスコ・バニャイアがさらにオールタイムラップレコードを記録する走りを見せた。終盤までフランチェスコ・バニャイアがこのタイムを維持したことから、フランチェスコ・バニャイアのポールポジション決定かと思われた最後、最終アタックをかけるエネア・バスティアニーニのスリップストリームを利用したマルク・マルケスが見事にポールポジションを獲得した。[adchord]

2位は惜しくもマルク・マルケスにポールポジションを奪われたフランチェスコ・バニャイア、3位はホルヘ・マルティンとなった。なお今年から予選順位はスプリントレース、決勝レースそれぞれの予選順位となるため、マルク・マルケスは量レースをポールポジションでスタートする。

現状のホンダのバイクで高速タイムを記録するには誰かのスリップストリームを使うしかない状況ではあるが、リスクを冒しつつ限界でプッシュ出来る状態のマルク・マルケスが戻ってきた証拠でもあり、決勝レースでは間違いなく苦戦するであろうものの、強いマルク・マルケスが戻ってきたことは、ホンダファンにとって何よりの喜びだろう。

4位は地元のミゲル・オリヴェイラ、5位ジャック・ミラー、6位エネア・バスティアニーニ、7位マーべリック・ビニャーレス、8位マルコ・ベッツェッキ、9位ルカ・マリーニ、10位ヨハン・ザルコ。

11位ファビオ・クアルタラロ、12位アレイシ・エスパルガロ、13位アレックス・マルケス、14位ジョアン・ミル、15位ブラッド・ビンダー、16位アレックス・リンス、17位フランコ・モルビデッリ、18位中上 貴晶、19位アウグスト・フェルナンデス、20位ラウル・フェルナンデス、21位ファビオ・ディ・ジャンアントニオとなった。

(Photo courtesy of michelin)