ライダー、物流面、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)への参戦に加えて専用のテストが必要なことなども考慮した結果、KRT、株式会社カワサキモータースは、今年の鈴鹿8耐への出場を見送ることを決定した。

この決断は簡単なものではなく川崎重工業株式会社、チームグリーン、株式会社カワサキモータースと共に決定したものとなる。2019年にはトップ走行中のジョナサン・レイが転倒。当初は順位決定対象から除外されたものの、チームの抗議が実り優勝が決定。2022年は2連覇を目指した大会となったものの2位に終わっていた。(※2021年は未開催)

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KRT グイム・ロダ

「鈴鹿8耐に出場するには多くの人の時間、コミットメントが要求されます。スーパーバイクレースに似ているように思えるかもしれませんし、我々もジョナサン・レイ、アレックスのようなスーパーバイクライダーを起用してきました。」

「しかし、鈴鹿8耐は他と大きく異なるレースで、今我々が注力しているWSBKとは別に、独自のテストと準備プログラムが必要です。すべてが異なることに加えて、関わる全てのスタッフが、WSBKと異なるテクニカル、パフォーマンス面にたった1戦のために調整をしていくことになります。」

「最高峰のレベルで競技に参加し勝利を掴むことは簡単なことではありません。ですから、今年我々は鈴鹿8耐への参戦を見送ることとしました。2023年のKRTが集中すべきレースは100% WSBKです。鈴鹿8耐に参戦するすべてのチームと競技者がエキサイティングで安全なレースを出来ることを祈っています。」

(Photo courtesy of KRT)