セパンテスト3日目　最速タイムはアレックス・マルケス

アレックス・マルケスが最速でテストを終える

テスト最終日は午前中に各ライダーがアタックを仕掛け、午後はロングランに焦点を当てる展開となった。最終日の最速タイムはアレックス・マルケス（グレシーニ・レーシング MotoGP）で1分56秒493のトップタイムで締めくくった。フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）をわずか0.007秒差で抑え、ドゥカティ勢がワン・ツーを達成。モンスターエナジー・ヤマハ MotoGPのファビオ・クアルタラロが3番手につけ、ヤマハが史上初めて1分56秒台を出したことになる。

Ducati

Ducatiはフランチェスコ・バニャイア、マルク・マルケス、アレックス・マルケスなどがロングランでは圧倒的な強さを見せ、フランコ・モルビデッリは単発のタイムは良かったものの、ロングランには課題が残った。ルーキーのフェルミン・アルデグエル（グレシーニ・レーシング MotoGP）は、今回もルーキー最速の座を獲得し、最終順位は11位だった。

ヤマハ

ヤマハはファビオ・クアルタラロが過去のヤマハの記録を大幅に更新し、ロングランでも安定した速さを見せた。チームメイトのアレックス・リンスは10位となった。プラマック・ヤマハのジャック・ミラーとミゲル・オリベイラはそれぞれ12位と17位につけた。

KTM

KTMは、ペドロ・アコスタ（レッドブル KTM ファクトリー・レーシング）が6番手に入り、ブラッド・ビンダーは13位となった。テック3のマーベリック・ビニャーレスは16位、エネア・バスティアニーニは18位と、さらなる適応が求められる状況だ。

ホンダ

ホンダは、ヨハン・ザルコ（カストロール・ホンダ LCR）とジョアン・ミル（ホンダ HRC カストロール）が、ともにホンダとしてセパンでの歴代最速タイムを更新。ザルコが7位、ミルが8位と、ダブルトップ10入りを果たした。

なお、新たにテクニカルディレクターに就任したロマーノ・アルベジアーノは、当初予定していたポルトガルテストをキャンセルし、再びセパンでのテストを実施することを決定した。ルカ・マリーニ（ホンダ HRC カストロール）は15位、ルーキーのソムキアット・チャントラ（イデミツ・ホンダ LCR）は19位となった。

アプリリア

アプリリアは、マルコ・ベッツェッキがセパンでの自己ベストを0.5秒更新し9位となった。トラックハウス MotoGP チームの小椋藍は初の公式テストを14位で終え、次戦のブリーラムでさらなるタイムアタックの向上を目指す。

次回はタイ、ブリーラムでのテスト

多くのチームとライダーはすでにバンコクへの移動を開始し、日曜日に行われるシーズンローンチイベントに備えている。その後、水曜と木曜にはブリーラムでのテストが控えており、28日からついに2025年のMotoGPが開幕する。

セパンテスト3日目結果

総合結果